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カウンセラーに話を聞いてもらうと、なぜ悩みが解決するのか考えてみた

オンラインカウンセリング「うららか相談室」の うえの もとき です。

「カウンセリングは話を聞いてもらうだけで何も解決しない」と思っている人は多いのではないでしょうか?

でも「話を聞いてもらう」ことには、悩みを解決する効果があると思います。

そしてカウンセラーにはその効果を高める技術があるから「話を聞いてもらう」ことで悩みが解決するのではないでしょうか。

今回は、カウンセラーに話を聞いてもらうと、どうして悩みが解決するのかについて考えてみました。

◉「話を聞いてもらう」ことには、悩みを解決する効果があると考えるワケ

「カウンセリングは話を聞いてもらうだけで何も解決しない」というイメージを持っている人もいるようです。

「話を聞いてもらう”だけ”」とありますが、ちょっと待ってください・・・「話を聞いてもらう」ことを過小評価していませんか?

カウンセラーに「話を聞いてもらう」ということは、当然ですが、自分が「話をする」ことになりますよね。

この、「話をする」ことは貴重な体験だと思うのです。ちょっと想像してみてください・・・

例えば、あなたが「だらだらしちゃう」ことにずっと悩んでいるとしましょう。

いきなりですが、その「だらだらしちゃう」悩みについて小一時間「話をする」ことはできるでしょうか?

おそらく、意外と難しいのではないかと思います。そして、だからこそ「だらだらしちゃう」ことに悩んでいるのではないかと思います。

小一時間「だらだらしちゃう」ことについて話せるのであれば、何かその中に悩みを解決するヒントがあるのではないでしょうか。

実際のところ、

「カウンセリングを受ける前は、自分が一体何に悩んでいるのか分からなかった」

「カウンセリングが始まるまで、うまく説明できる自信がなかった」

「カウンセリングを受けて、問題の原因が思っていたのと別のところにあることに気づいた」

という人は多いです。

こうした、

「分からなかったこと」
「説明できなかったこと」
「気づかなかったこと」

が、カウンセリング中に具体的なものとなって本人の口から語られることは、大きな前進ではないでしょうか?

つまり、「話を聞いてもらう」=「話をする」ことは、悩みについて「考えを深める」ことであり、そこには悩みを解決する効果があるのではないかと思うのです。

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「じゃあ話をきいてもらうのはカウンセラーじゃなくてもいいじゃないか」と思っていませんか?

ということで次に、話を聞くのは誰でもできるのか?について考えていきます。

◉話を聞くのは誰でもできる?

「カウンセリングは話を聞いてもらうだけ」とありますが、今までの人生でどれだけ本当に「話を聞いてもらえた」でしょうか?

これについて、下の3つの側面から考えてみます。

①本当に話したいことを話せていますか?

友人や家族に聞いてもらえたという人も多いと思いますが、本当に話したいことを話せたでしょうか?

「友達に話をするとき」と「家族に話すとき」で、きっと話せる内容は違うのではないかと思います。もっと極端に言うと、上司と親友だとどうでしょう?

・親友ほどの信頼関係がない上司には話せないことがあるでしょうし、友人関係を壊したくないからと親友に話せないことだってあるかもしれません

・上司は淡々と聞いてくれるかもしれませんが、親友は関係のない話を始めるかもしれません

つまり、自分が本当に話したいことを話せる機会は意外と少ないのではないかと思うのです。

相手との関係性の問題からしても、相手の言動によっても、自分が「話せないこと」ってたくさんありますよね。

②重要な話を引き出してくれていますか?

次に、友人や上司は悩みについて考えるための重要な話を引き出してくれるでしょうか?

例えば、あなたの家族構成は?幼少期の記憶は?といったことをわざわざ友人が誘導することは少ないと思います。

これはあくまで一部なのですが、家庭環境や幼少期のことなどは人生に大きな影響を与えている可能性があり、悩みについて考えるときにとても重要になることがあります。

カウンセラーは必要に応じて、重要な内容について質問したり、誘導したりすることがあります。

③傾聴ってどういう意味?

「話を聞いてもらうだけ」と思った人の中には、もしかすると「傾聴」という言葉を調べたという方もいるかもしれません。

「傾聴」は、聞き手個人としての考えに左右されることのないように、話し手の言ったことをしっかり聞くということです。

傾聴がされなければ、話し手の言ったことを正しく理解することはできないでしょう。

例えば、友人との会話ではすれ違いが発生することがありますよね?

そうしたすれ違いは聞き手が話し手の言ったことに対して勝手な解釈を加えたり話をしっかり聞いていないために起こるものだと思います。

このようなすれ違いをなくすことが「傾聴」の役割になります。「うん、うん」と言うことが傾聴ではありません。

①~③をまとめると・・・

カウンセラーは、あなたの中で「話せないこと」を極力減らし、一人では気が付かなかった重要な話を引き出します。

そして、カウンセラーはすれ違いがないようにあなたの話をしっかりと「聞き」ます。

これらはとても技術が必要なことであり、訓練なしに誰にでもできることではないでしょう。

◉考えたことのまとめ

悩みや自分のことについてたくさん話を聞いてもらうことは=たくさん話をするということでもあり、悩みや自分について考えを深めることになると思います。

そして、「考えを深める」効果が高くなるように、話をしっかりと「聞く」からこそ、カウンセラーに話をすると悩みの解決につながるのではないでしょうか。

補足ですが、大前提としてカウンセリングは話を聞いてもらうだけではありません。

心理教育という枠組みで行なわれる助言や、カウンセリングの枠組みで精神療法やワークが行われることもあります。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

◆うえの もときlカウンセリングについて考えるマーケター
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