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フランスで不動産を買う:いくらのもの買える?予算の決め方編

最近、フランスでもローンの金利は益々下がり、年々上がってく家賃もあり、不動産購入に関して、最近購入した者として、しばしば相談を受けます。

フランスでは、正社員になったら家を買え、と親からいわれるそうで、若くてもローンが組みやすい正社員になるとすぐに家やマンションを買う風潮があります。
(正社員に関しては、今後また記述します。)
ほとんど値崩れせずに上昇し続けるパリの不動産価格は、ある種、定期預金のような感覚です。

さて、不動産を購入する際、まず最初に知りたい自分の予算についてです。
フランスでは、ローンの返済額は手取り収入の3分の1までとされています。返済期間は長くても25年。それ以上も不可能ではありませんが、あまり現実的ではありません。

私の周りで聞いた感じでは、共働きで二人の名義でローンを組んだ場合は12〜15年、ひとりの収入でローンを組んだ場合は25年ぐらいです。
多くのカップル、夫婦は二人の名義で借りることが多いようです。

よって、月々の返済額(最大手取り収入の33%)×返済期間(25年なら300ヶ月)+頭金、がおおまかな購入予算となります。
物件価格に加えて、返済利息、各種事務手数料、リフォーム代を考慮することも忘れずに。
33%めいっぱい借りてしまうと、生活がギリギリになってしまうので、あまりオススメしません、とフィナンシャルプランナーの方からはアドバイスされました。
二人分の手取り収入をベースにするのか、一人分かの違いで、ローンの借り入れ金額も大幅に変わります。
物件価格に関しても、場所次第、例えば、パリ中心地のスタジオの値段で、郊外で一軒家が買えてしまいます。どういうライフスタイルを送りたいかをイメージする必要があります。

利率に関しては、日本では35年ローンが利率が低く、補助も出てお得な場合がある、と聞きました!が、フランスでは、純粋に期間が伸びれば利率も上がっていくので、なるべく早くに返済するに越したことはありません。

フランスでの不動産購入に際して便利なサイト

ローン利率の参考になるサイト:meilleurtaux.com
ここの利率を元に銀行やモーゲージブローカーと交渉しました。

平米単価の参考になるサイト:Meilleur Agents
参考までにパリの平米単価の検索結果のリンクです。
右上の四角いCARTEというボタンをクリックすると、地図上で、地域別、建物別に平米単価を色分けして表示できます。
1980年からの価格変動もみれます。

不動産サイト:Seloger
フランスでは、賃貸も売買もここが最大手です。
我が家もここで見つけました。

フランスの不動産に関する記事は、こちらにまとめてありますので、もしよろしければ。


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