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フランスのホームパーティに!おつまみシフォンケーキレシピ
今、フランスは夏のバカンス中ですが、長期休み前の職場や学校では休み前の打ち上げと言わんばかりに、持ち寄りパーティが増えます。
私の勤め先でも、朝ごはんの会が3回、仕事後のアペリティフが2回、BBQが2回と、その都度、参加者が各々、食べ物を持ち寄りました。
最近の私の定番は、シフォンケーキ。
フランスの伝統菓子はズッシリとしたタルト系が多い中、フワフワと軽い口溶けのケーキが最近、パリで流行っています。
シフォンケーキはそのひとつで、日本食ブームの中、日系のパン屋さんや、日本食レストランでデザートとして提供されることが増えてきています。
お店で見かけると必ず買うというパリジェンヌの同僚もいます。そのぐらいまだ一般的ではないので、パーティーに持っていくと珍しがられていい感じ。
フランスでは、日本のお菓子だと思っている人が多いのですが、歴史を紐解くとアメリカのエンゼルケーキと呼ばれるものが起源のようです。
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今まで作った味で好評だったものは、定番のアールグレイから、チャイティーラテ、抹茶ホワイトチョコ、変わり種だとクルミとレーズンを入れたスパイシーなバナナシフォン。
ただ、「アペリティフ」という、お酒を飲む会ではおつまみ系のものが喜ばれるので、しょっぱいシフォンケーキができないか、しばらく試行錯誤してみました。フランスでは「cake salé(ケーク・サレ)」という、しょっぱいケーキがおつまみとしてよく出てきます。
ネットで調べても、メレンゲを泡立てるために必須の砂糖を使うレシピしか見つかりません。どんなに砂糖の量を減らしても、甘みが出てしまいます。
そこで、砂糖を使わずにメレンゲを立てられれば、しょっぱいシフォンケーキができるのではないか、と考え行き着いたものがコチラです! ポイントは、砂糖の代わりに塩とレモン汁を使うこと!
具材は、夏らしくトマトとオリーブを選び、カマンベールチーズで香ばしさを出しました。
ちなみに、周囲の人の反応は、「フワフワしてて軽いのにしょっぱい! 不思議!! だけどイケル」といった感じ。
「チーズが香ばしい、トマトとオリーブのおつまみシフォンケーキ」
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【材料】シフォン型 17cm使用
材料はA. B. C. D. Eと、5つのグループに分けています。
A.
卵黄...4個
オリーブオイル(ドライトマト瓶のオイルでもOK)…30g
プロヴァンスハーブ…小さじ1
ガーリックパウダー…お好みで
B.
牛乳...50g
カマンベールチーズ…100g
C.
コーンスターチ...40g
薄力粉…40g
D.
卵白...4個
レモン汁…小さじ1/2
塩…小さじ1/2
(お酒のおつまみとして、塩気を強めに仕上げたい場合は小さじ1)
E.
ドライトマトのオリーブオイル漬け…30g
オリーブ…30g
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① 卵黄と卵白を分けたら、卵白は冷蔵庫に入れ、Eの材料(ドライトマトとオリーブ)は刻んでおく。
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② Aの材料(卵黄、オイル、ハーブ、ガーリックパウダー)をよく混ぜて乳化させる。
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③ Bの材料(牛乳、カマンベール)を小鍋で弱火~中火で、皮だけになるまで温める。
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④ ③を漉して中身だけ使う。合わせて100g前後になる。足りないときは100gになるよう牛乳を足す。
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⑤ ②の卵黄液に④の牛乳チーズを少し冷ましてから加えて混ぜる
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⑥ ⑤にCの粉類(コーンスターチ、小麦粉)を振るいながら加える
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⑦ Dの材料のうち、まずは冷蔵庫に入れていた卵白をミキサーで泡立て、途中で塩とレモン汁を加えてメレンゲにする。ボウルをひっくり返しても動かないぐらいが硬さの目安。
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⑧ 馴染みやすくするために、⑦のメレンゲを泡立て器でひとすくいして、⑥の生地に加える。
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⑨ 残りの⑧の生地を⑦のメレンゲに全部加えて、ヘラで切るようにムラがなくなるまで混ぜる。
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⑩ 一気に型に流し込んだら空気を抜くために、型ごと左右に揺すって、竹串を型に添わせて円を描く。これで、焼き上がりの大きな気泡が減る。
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⑪ 刻んだEの材料(ドライトマト、オリーブ)の半分の量を、均等に型に入れたら、材料が沈んで見えなくなるまで竹串でグルグル円を描く。全部沈んだら、最後に飾り付けるイメージで、均等になるように残りの材料をのせる。
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↓⑩と⑪の動きはコチラの動画で!
⑪ 170度のオーブンで35分焼く。
⑫ 瓶などで逆さまの状態で冷やして、型からはずしたら完成!
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シフォンケーキは手で外す方法もあるけれど、このレシピは具が多いので、ナイフを型に添わせて外すのがオススメです。
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【具を先に入れた場合】
②の工程で、Eの材料(ドライトマトとオリーブ)を、Aの材料(卵黄、オイル、ハーブ、ガーリックパウダー)に入れると、表面に具が出てそれもキレイです。
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冷えたロゼワインに合わせて、Bon appétit !
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