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僕が実施してる最低限のWebサイト改善チェックリスト

Webサイト改善の主なチェック項目をまとめてみました。サイトによってはもう少し詳細に違う項目も確認しますが、基本的にはこれらは必須で確認したほうがいいだろなって項目をまとめてみました。

サイトの目的確認

これが定まってないと施策の方針が決まらない。

お問い合わせを増やしたいという目的だとしても電話でのお問い合わせなのか資料請求なのか?最終的なゴールを明確にして、それに合わせてサイトの設計を確認・設定をする。

よくあるゴールとしては
・直接的なお問い合わせ(予約や購入、電話など)を増やしたい
・リード先(営業先)を増やしたい
・無駄な電話を減らしたい
・求人を増やしたい
・お客・患者に事前に知識を増やしておいてもらいたい
・自分に合ったお客・患者を増やしたい

などがあるので、各目的に合わせてサイトのゴールを設定する。ゴールによってサイト設計と施策が変わってくる。

ここで注意したいこととしてはSEOで1位にするというゴールは設定しないこと
理由としてはSEOは相対的な評価で相手がいるため、自分たちだけの施策の効果がわかりにくいのとSEOで1位になって流入が増えたからって目的のお問い合わせが増えるとは限らないから。
KPIの一つの指標にするけどゴールにはしない。

下記も参考にしてもらえるといいかも。

KPIの設定

ゴールが決まったらKPIを設定してお客様と共通認識を持つ
主観で判断がぶれないように第三者が見ても同じ判断がしやすい数字で出せるわかりやすいKPIを設定することが大事。

個人によって判断が変わってしまうような曖昧なKPIにすると上手くいったか判断できなくなって、施策の途中で方針がぶれてしまう。色々と無駄が発生する。

お客様から「なんかデザインがぱっとしないんだよね」みたいなこと言われてゴールのための改善とは関係ない数値的な根拠のないデザイン修正が発生したりする。
お客様のサイトだけど、使うのはお客様ではないのでお客様の主観で判断するのはよくない(※ブランディング系のサイトは例外)。

お互いの主観で話すのではなく、設定した共通のKPI(目標)を見ながら意見を交換するとよい打ち合わせになりやすい。

誰が見ても判断できるように数字でわかりやすいKPI設定をする。
例)
・月間のお問い合わせ件数●件とか。
・○ページの滞在時間を■分以上にする。
・××ページの直帰率を■まで下げる。
などなど。

キーワードの確認

ゴールとKPIの達成のために必要なキーワード設定をしてSEOで上位を目指してアクセスを稼げるようにする。

たまにダイエットで1位にしてとか単語一つだけでキーワード設定していることがあるが、相当ニッチなワードではない限り1単語で上位にもっていくのは難しい。
不可能ではないが時間がかかる。

また1単語のキーワードで流入してくるユーザーのコンバージョン率(お問い合わせなどゴールに結びつく率)が低い。

たとえば「リフォーム」の検索で1位になったとした場合

お客様の事務所が横浜にあった場合、関東近辺以外のユーザーからのサイト経由でのお問い合わせはほぼない。もし連絡が来たとしても商圏ではないのでお断りすることになる(この対応の時間が無駄になる)。

おそらく「リフォーム」で1位だと相当なセッション数(見に来る人の数)が稼げるので、良いサイトだと判断するかもしれない。

でも、大事なことは必要なユーザーに見つけてもらうこと
範囲が大きめなキーワードで設定しておけばOKではない。必要なユーザーに届くような比較的ニッチなキーワードを見つけて設定することが大事になる。

例えば成約が最終的なゴールとした場合

100件のお問い合わせで成約0件

10件のお問い合わせで成約1件

だと後者のほうが良い。成約が目的であれば大事なのは成約件数であって、お問い合わせ件数ではない。

こちらで詳しく書いてみた。

コンテンツ内容の精査

サイトのゴール、KPI、キーワードが決まればあとはサイトの内容がそれらに適したものになっているかを確認&改善をする。コンテンツを精査してCVRの改善をしていく。

・離脱率の高いページを改善
・直帰率の高いページを改善
・滞在時間の短すぎるページの改善
・ユーザーフローの改善
・お問い合わせページの離脱率改善
・適切なナビゲーションの配置・ラベリングの確認
・コピーの訴求力の確認
・情報(文章・写真・図)の独自性の確認

などなどチェックする項目を一つ一つ丁寧に見ていく。改善が必要なところを洗い出して優先順位をつけて施策していく。

流入経路の確認

内容の良いサイトでも見てもらえなければ意味がない。
キーワード設定を適切にしてSEO対策をしたとしてもニッチすぎて流入数が少なすぎる場合がある。
コンバージョン率は高いけど、流入数が少なくてコンバージョン数が目標に至らない場合もある。

流入数が少ないのでキーワードを変えて流入増やしたけどコンバージョン率は下がり結果としてコンバージョン数は変わらないなんてこともある。
こういった場合はSEO対策(オーガニック検索での流入)だけだと難しい。

オーガニック検索以外の流入対策を実施するべき。

例として
・リスティング広告
・他のサイトへの掲載(外部リンク増)
・ポスティング
・駅や路上の看板
・地域のフリーペーパー掲載
・テレビCM
・ラジオCM
などなどがある。

サイトの改善だからWeb上だけで施策する必要はない。
よいユーザーの流入数を増やすためにオフラインでの施策も色々とある。施策に合わせてWebサイトの改修をすることで目標達成に近づくことができる。

まとめ

サイトによって施策は様々だけど、大まかな流れとしては

サイトの目的の確認
KPIの設定
キーワードの確認
コンテンツ内容の確認
流入経路の確認

を実施している。
これが上手くできているお客様には検索順位が低くても、サイトの流入数が少なくなっても目的を果たしているため満足していただけている。

大事なことは最初に記載したサイトの目的をお客様と認識と認識を合わせておくこと。ここがお互いの共通認識がとれていると施策もブレなくできる。

改善施策については下記にもまとめてみました。


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