僕の社会人人生に大きな影響を与えた3人の上司

僕の社会人人生に大きな影響を与えた上司が3人いる。この3人がいなかったら今の自分はない。とても感謝している。
印象に残ってる言葉がたくさんあってそれが今の自分の指針になっている。

愛情が大事

プリンターが上手く動かないときとか何故か上司が対応すると動き出す。何したんですかと聞くと愛情が足りないんだよって言われる。
仕事でもプライベートでも愛情が大事と常に言っていた。その上司は、とても懐の広い人でたくさんの人が集まる。人見知りだった僕も無理矢理イベントに参加させられたおかげで色々な人と仲良くなれた。

愛情が大事っていうのは、常に相手のことを考えようってことなのかなと今では思ってる。それがたとえモノだとしても。

次はお前の後輩におごってあげて

上司と一緒に食事に行ったときにお金を払ったことがない。出しますと言うと必ず「お返しは後輩にしてあげてくれ」と言われた。お礼を違う人に返すことで良いつながりが広がるかららしい。
独身のときはある程度できてたけど、今は無理だー。競馬で増えない限りは人にごちそうしている余裕なんてない。お小遣い制なので。

良いことは連鎖させることで良いことが世の中に増える。

今はエスカレーターを逆走してるようなもの

今はしんどいかもしれないけど、乗り越えれば踊り場で一回休憩できるから乗り越えるまで頑張ることが大事ということ。途中で諦めると下りのエスカレーターに乗ってるみたいに勝手に落ちていく。世の中も成長しているので足を止めると落ちていくし、中途半端な前進だと現状維持になる。一気に上ってから踊り場で一回休憩するくらいで働いたほうが成長する。

昇格してから言えや

昇格とか興味ないんですよねーって言ったときに言われた言葉。「昇格してもいないやつが、そんなの言っても説得力無いわ。とりあえず昇格してから言えや。」と言われた。ごもっともだなと思ってとりあえず、昇格するように仕事を頑張ってみた。それから、やってもいないことに関して批判的な意見は言わないようになった気がする。とりあえず、やってみるということが増えた。

自分でやらんでもできる人にやってもらえばいい

なんでもかんでも自分でどうにかしようと思ってた時に言われた。自分がやろうが誰がやろうが、お客様を満足させるんだったら、できる人にやってもらえばいい。逆にできる人に動いてもらえる能力を持った方が結果としてやれることが増える。飽きっぽい自分にはちょうどいい考え方だった。それから僕は制作スキルよりもマネジメントに興味を持つようになった。

前向きな失敗ならいくらでもカバーしてやる

お客様に怒られたら嫌だなあと思って伝えておいたほうが良かったことをお客様に伝えなかった。結果として、伝えないといけない事態になってしまって、以前に伝えておけば、そんなに大きな問題にならなかったのにということがあった。その時に言われた言葉。
後ろ向きな失敗はカバーしにくい、逆にお客様のためを思って起こした行動で結果的に失敗になってしまったのなら、なんぼでもカバーしてやる。前向きな失敗ならいくらでもカバーしてやる。

それから積極的な失敗をたくさんすることになった。結果として色々と学べた気がするし、積極的な失敗はそんなに大きな問題にならないことが多い。

あゆみよりってのは50対50じゃないんだぞ

相手側が動いてくれなくて上手く行かないことがあった。自分は自分のやるべきことをやったので、僕は悪くないと思ってた時に「あゆみよりってのはお互いが50ずつ進んで100にするんじゃない。相手が10しか進まなければ自分が90進め。大事なことは100にすること。相手が進まないから100になりませんでしたって言ってたらいつまでたっても成功しない。逆に相手の分も経験値として身につけられるんだからチャンスだと思え。大事なのは結果をだすこと」と言われた。

たしかに結果を出すことが大事だなと。自分の仕事したんで結果出なくても知りませんって言ってたら意味ない。それからはいい意味で相手に頼らないようになった気がする。

評価は他人がするもの

評価ってのは他人がするもので、自分だけがしても意味ない。評価者がどう思うかが大事。自己評価だけ高いとしたらそれ自己満足で、全然相手(上司や会社、お客様)のニーズ満たしてないから気をつけたほうがいい。と言われてそれからは常に相手のニーズ(求めてること)が何かを考えて仕事するようになった気がする。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

この言葉を聞いてから本をたくさん読むようになった気がする。格言が大好きな人だったので色々な格言を教えてくれた。

出迎え三歩、見送り七歩

くわしくはこちら

カラーバス効果

「色を浴びる」という意味。
出社・通学前に「今日は赤い物を全て書き留める」という目的を持って家を出ると、いつもと違った光景が見えてくるという話。

社会人になると自身の評価は他人がするが、評価基準はアウトプット(成果、結果)で行われることが多い。
そして、アウトプットが悪い人の多くは、大概インプットの質が悪い。
それは能力やセンス、努力や経験の問題ではなく、意識や習慣の問題。今までの人生をいかに日々無意識に生きてきたかの証明に過ぎない。

この上司は他にも色々とマーケティングの基礎的な用語とか意味とかたくさん教えてくれたし、美術史とか博覧会の歴史とか文学とか幅広い知識があるので色々と気づきとか与えてくれた。美術館によく一緒にいった。

この3人の上司から色々とたくさんの学びがあった。おかげで今の自分がいる。

僕は同じように上手く伝えられているんだろうか?

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