見出し画像

【SEO対策】キーワード選定でおさえておきたいポイント

SEO対策には内部施策と外部施策がありますが、それだけでなくキーワード選定も非常に大事になります。このキーワード選定が間違ってしまっているとSEOで上位に来たとしても期待した結果を得られなくなります。SEO対策用の施策を知っていても意味がなくなってしまいます。

キーワードの種類

SEO施策で選定するキーワードは大きく3つに分類することができます。

①ビックキーワード
検索数が多いキーワード。1語が多い。

②スモールキーワード(ロングテール理論※1)
月間検索数がほとんどないキーワードで月に数回程度しか検索されていない。

③ミドルテール
①と②の中間のキーワードでアクセスを集める。月間検索数がそこそこある。1~2語のフレーズで構成されたキーワードが多い。

※1 ロングテール理論
ロングテール(The Long Tail)とは、インターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えることで、総体としての売上げを大きくするものである。
Wikiより引用

画像1


それぞれのキーワードの性質

キーワードには検索数に応じて異なった効果・性質があります。
SEO施策でのビックキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードそれぞれの効果は下図を参照ください。

画像2

ビックキーワードはリスク・コストが高い反面上位表示できた際のアクセス数は多くなります。スモールキーワードはコストが低い反面アクセス増には結び付きにくいです。ただしCV率はビックキーワードよりも高くなります。

CV率:コンバージョン率
Webサイトの目標に達した数を、目標に達する最初の段階に入った数で割った割合のことです。つまり成約率です。

キーワードを選ぶ2つのポイント

Webサイトのキーワードを選ぶ際には下記の2点に注意しています。
①検索数が妥当であること
②Webサイトの趣旨に合っていること

どちらがダメでもお問い合わせにはつながりません。キーワードを選ぶということは検索してくれるユーザーを選ぶということです。いかにお問い合わせをしてくれるユーザーを集めるかを考える必要があります。

①検索数が妥当であること

キーワードにはよく検索されるキーワード(ビックキーワード)とそうでないキーワード(スモールキーワード)があります。

いくら検索順位で1位になったとしても誰も検索しないようなスモールキーワードだけでは、ほとんど効果がありません。また逆にビックキーワードは競合が多すぎるため非常にコストがかかります。

商材単価が高い企業はビックキーワードを積極的に狙うのは良いと思いますが、広告予算が少ない企業や商圏が全国規模ではない企業はミドルキーワードを中心に狙うことをおすすめします。

キーワードの検索数が多いものを選ぶのではなく、自社の商品単価と商圏を考慮したキーワード選定が大事です。

キーワード設定

②Webサイトの趣旨に合っていること

当たり前のことなのですが、キーワードを選ぶ際にはそのWebサイトの趣旨・テーマ・ゴールにあったキーワードを選ぶ必要があります。
アクセスが思ったように獲得できなかったりすると「アクセスを稼ぐこと」を目的にしてしまい、サイトの趣旨とは異なるページや記事を作ってアクセスを増やそうとしてしまうことが多々あります。

例えばロードレース用の自転車販売をしている企業が「子育て 自転車」や「電動自転車」などのキーワードで検索上位に表示された場合、アクセスが増えたとしても、目的のお問い合わせにはつながりにくくなります。取り扱っていない子育て用の電動自転車についてお問い合わせをもらうことになり不要な対応が増えてしまう可能性もあります。

アクセスを多く集めてくれるキーワードだったとしても、Webサイトのゴールと合っていなければそのユーザーをゴールに導くことはできません。最終的なゴールを見失わないことが大事です。

キーワード選定に便利なツール

キーワードプランナー
Googleが提供してくれているツールです。Google広告を利用する人のためのサービスですが、アカウント取得(無料)すれば広告出稿に関係なく利用することができます。

goodkeyword
関連するキーワードを調べたり選定するのに便利なサイトです。

aramakijake.jp
検索ボリュームを調べられます。予測値ではあるので、実際のボリュームとは少しずれますが、参考にはなるかと思います。それと、少しだけですが関連するキーワードも表示してくれます。

上記を使いながら結果が期待できそうなミドルキーワードを選定していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?