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マネジメントと現場でマーケティングの問題が共有できていない場合

今度の案件。長くマーケットでリーダーの位置を獲得しているが、変化が必要だというところから話が始まる。

なるほど、ここまで上手く行っていたからこその悩みなのだとわかる。

”それなりの成功を納めてはいるけれど、年々、せっかくの競争優位性の伝え方が曖昧になってしまっているのではないか。結果として、伸ばせるはずの売り上げも既存顧客の満足度も頭打ちになっていると思う。一度、この辺りを再構築できないかと考えている。一度、マーケティングの担当者と話してみてもらえないだろうか?ブランディングをどうするかという問題だと思う”
ところがマーケティングのチームと話してみると現状認識にかなりの温度差がある。

"これまで成功してきたから、クリエイティブのあり方もキャンペーンの時期や内容も変えなくていい。でもマネジメントは変化が必要だと考えている。これまでに使ったことのない新しいメディアを提案してほしい。ブランディングをどうするかという問題だと思う。ということで来週にでも提案してください。ピッチです。"

問題の捉え方がすれ違っているとしか思えない。僕から社長に、スタッフからマーケティングマネージャーに聞いてみる。ブランディングを再構築していくということで、みなさんの方向性は揃っていますかと同じ質問をする。
同じ答えが帰ってくる。"ブランディングをするんだということでちゃんと話し合ってますよ。ボスも(スタッフも)わかっています"

え?これは・・・。

僭越だが、現状への危機感と今年のキャンペーンへの期待値にズレがあることをを確信せざるを得ない。ただ、理由はわからないがお互いに話が通じていると、認識している。

こうなると、いやいや、方向性がずれているようですよ、という説得のための話し合いやコーディネーションをするのは難しい。

しかもピッチだ。時間もない。どちらかに合わせて提案すれば、もう一方の納得は得られない。週末もいろいろ考えたけど、いやー、難しいです。うーん、とりあえず近くに出来た人気店のドーナツ食べよ♪


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