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読むのも好きだけど片付けるのも好き

一年のうち、本の山に囲まれたくなる時期がある。
本屋さんに行っては、棚のところをウロウロし、タイトルを見て表紙買い。amazonでは古書しか買わないけれど、お値打ちだし、リサイクルだしと言い訳して、あれもこれもと食指が動く。

そんな時期は、読みかけの本が家のあちらこちらに置いてある。
たとえば、今あるのは、「ムーミン」や

「水中の哲学者たち」という哲学対話のことを書いたエッセイ
(「もしかして、あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、伝えるのが哲学ですか?」という最果タヒさんの言葉にハッとする)

ちょっと仕事をナナメから見てやるかと「プルシット・ジョブの謎」

映画の西川美和監督のエッセイ「スクリーンが待っている」

などなど。

この四冊から見ると、今はなんとなく物事を、そして人生を斜に構えてみてみたい気分らしい。ムーミンで言えば、ムーミントロールではなく、リトルミイやスナフキンの気分。私は私の道を歩くのだ。

本を読むのも好きだが、本を本棚に片付けるのも好きだ。
その時の気分に合わせて、レイアウトを変える。分類なんて気にしない。好きなものが前、そうじゃないのが後ろ。それだけ。
でもそうやって並べているうちに、頭の中の大事なことまで整理されるような気がして、とてもさっぱりする。
まるでサウナに入ったような。(あまり入ったことないけど)
まるで数学の問題がサクッと解けた時のような。

そしてたぶん、
本を読むのも、本を片付けるのも、未知に出会えるところが好きなんだ。
こんなのが隠れてたの!
という出会いは宝探しのようでワクワクする。

本をひっくり返して入れ替えてみる。
本好きな人にはオススメです。

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