Fさん合格者体験記(地方上級)

こんばんは。上原です。

以前財務専門官の記事を書いていただいたFさんの地上編です✨

地上の要望が非常に多かったので急遽順番を変更して今日更新しました。

Fさんは例年数百人が受験される中で、3位以内で最終合格されたとんでもない方です😂

予備校のパンフレットなどの最初に掲載されるレベルですよね☺️

ただ、以前も書いたかもしれませんが、それも当然かもな、と言えるくらいの準備量でした。
特に地上は第一志望とされていたので余計にすさまじかった記憶があります。

模擬面接や添削で私を利用してくださる際の前のめりな姿勢にはいつも感心していました。

そんなFさんがかなり詳しく体験記を書いてくださりました!!

ぜひ見てください。



Fさん合格者体験記(地方上級)

・一次試験で意識したこと


筆記と二次以降はリセット型だったので、筆記ももちろんですが、面接にもめちゃくちゃ力をいれました。

私の受験先は所謂全国型でした。
みなさんもご存知でしょうが、地上の筆記はとにかく科目数が多いです。
だから正直全部は無理だろうなと思っていました。
配点や得意不得意などから科目を多少絞ろうかなと計画していました。

また、地上の教養は時間がとにかく足りません。
50問150分だったと思います。
国家系は40問140分だったと思うので10分しか増えてないのに10問増えるという恐ろしさです。

国家系の教養ですら時間がヤバい、という方は時間に関しても強く意識しながら勉強しないとそこで崩れると思います。
私の周りにも他の試験の筆記は受かったのに地上だけ落ちた方が多くいました。
おそらく時間が足りないせいでとれる点数を落としてしまったからだろうと思います。


・教養

私は英語を完全に捨てて、人文もほとんど捨てていました。
とにかく数的である程度の点をとれるようにしました。
スピードも地上では1問4分くらいでは解けるようにしていました。

あとは現代文の満点は必須でした。
また、理系だったので自然科学については地学以外は分野を絞るなどはありましたがある程度触れました。
生物は専攻していませんでしたが、上原先生がおススメされていた本だけで勉強しました。
社会科学と時事は得点源にできると考えたのでこちらも力をいれました。
ただ社会科学については専門で勉強しているのでそこまで苦労しないのではないかなと思います。


・専門

国家系で対策していた科目をメインに行いました。
それ以外では国家系終了後の1週間で社会政策を詰め込みました。
ボリューム的には他の科目ほどではないので1週間もあれば満点は難しくても1,2点はとれると思います。
行政学、労働法、刑法はやりませんでした。
やりませんでしたというより時間的にやれませんでした。
やれるならやった方がいいのではないでしょうか。
ただそれで全体が薄くなるのであれば国家系同様絞った方がいいと思いますしそこらへんは力次第ですね。
すみませんうまく言えず。

法律系科目は得点源にしたかったので力を入れました。
実際満点だったんじゃないかなと思います。

また、地上の経済はちょっと独特だと思います。
計算が少なめで知識系が多いみたいな。
だからやり方なんとなく覚えただけ、みたいな人は経済で落としまくると思います。
実際私も模試の時点ではそんな感じだったので経済の点数はかなり低かったです。
「暗記すれば理解しなくてもとれる」ともよく聞きますが、私個人としては地上はそれだと難しいと思いました。
予備校の先生に何度も質問して理解を深めました。




・面接で意識したこと

最初にも書いたように、リセット形式なので筆記で満点とろうが意味のないものです。
そのため面接には筆記の前からとにかく力を入れました。
結果として順位は3位以内でしたし、練習量は反映されると思います。

予備校が数回しか予約できなかった(利用者も多いし、筆記の質問でも使いたかった)ので、上原先生にカードの添削や面接指導も何度もお世話になりました。

「面接カードは仕上げるのが目的ではなく、面接で上手く戦えるようなものを計算して書く」
というような話を上原先生から聞いて
(ご指導で聞いたことなので書いたらダメな場合は消してください)志望動機には綺麗事ばかりでなく、気持ちや経験もたくさん入れるようにしました。
本音感がでますし、説得力も増すと思います。

また、自分の気持ちベースで書いている分面接で深掘りされても特に困ることはありませんでした。
自己PR等に関しても指導を受けた通り、中身や学んだことに焦点をあてて準備しました。

あとは自治体研究ですね。
ここは基本的に練習というよりも勉強に近いですよね。
まとめノートを作っていたので基本的な情報(人口とかも)から気になる施策までいろいろと調べていました。
上原先生から面接練習の際にこういうのは聞かれた例があるよってやつは全部調べましたし、自分でも追加でかなりやりました。

本番では
「ずいぶんマニアックなことを知ってるね笑」
と苦笑いされましたが、結果としてよかったので勉強しすぎて損はないと思います。

個人的にあちらはどれだけ知ってるか?と試しにきてると思うんですよね。
全ての分野に精通している職員なんていないと思うので市全体の浅いものではなく、深いところをついてあちらも知らないもので戦うのもアリなのかなと感じました。


面接では上原先生から言われたように、会話を意識して行いました。
堅い敬語を使ったり、気を使いすぎたりをあまりせずにして雰囲気を柔らかくすることを心がけました。
面接官から笑ってもらえたら嬉しいな、みたいな。

ただ私が受けた自治体は皆さん非常に感じが良かったので私の力か面接官の方のおかげかはわかりません。
とにかく固くなりすぎずに、会話を意識、というのは当たり前だけど大事だと思います。
同じ予備校生と面接練習なども行いましたが、意外と難しいと思います。
これも練習あるのみですね笑

あとは先生方のアドバイスをしっかり受け止めて練習に励めばどんどん力はついていくと思います。



・論文

論文は恥ずかしい話練習で書く時間があまりありませんでした。
練習で書いたのは2,3本だったと思います。
ただ、まずはどんなテーマが来てもある程度の点数は見込めるように基礎的な知識や構成はかなりしっかりしました。
そのあと余裕が出てきたらテーマごとに答案構成を作るなどしました。

GD同様、質の高くないアイデアでも構成や書き方がしっかりしていれば平均以上の点数が見込めると思います。

・公務員試験全体を通して大変だったこと、工夫したこと


とにかく計画をめちゃくちゃ立てました。
どこでどれくらい点数が欲しい、だからこれくらい勉強時間を配分しよう、みたいなイメージです。
そっちにもかなりの時間を割いたと思います。
あとは良い意味で他の人を気にしないようにしました。
特に同じ予備校の方やTwitterの方など。

その人たちが自分と受験先が被っているとしても、その数人で何かが変わることはないので。
それは特に意識して気にしないようにしていました。
ただ、刺激を受けたり、良さそうなものは真似したり、そういうプラス面での意識はしていました!



・受験生へメッセージ

今の時期はとにかく大変でやめたくなることもあると思います!
しかし、合格のためには今が大事です。
やる気が0になっても1分でもいいので机に向かってください。
そういう意地の積み重ねが最後に効いてくると思います。

また、今は筆記でいっぱいいっぱいかもしれませんが、結局面接で落ちたらなんの意味もありません。
実際そういう方はたくさんいます。
今のうちから面接対策を始めておくことをオススメします!




Fさんの合格者体験記は以上です。
なお、最後の2項目については他の試験種(以前掲載した財務専門官分)と同じ内容となっております。

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