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めぐり屋でやっていること

はじめに

はじめまして。長野県上田市にある、足つぼと整体の店「めぐり屋」です。

ちょうど今めぐり屋のホームページを作ろうということになり、めぐり屋とはどういう店なのか、どういうことをやっているのかということを改めて考えています。

大げさな言葉で嘘みたいなメッセージを書くことは私の目指すところではないので、この記事では私がめぐり屋でやっていることを詳しく書きたいと思います。

めぐり屋がやっていることは先ほども書いた通り「足つぼ」と「整体」です。最近では「手もみ」というメニューも加わりましたが、基本的には足つぼと整体がメインの店です。

それぞれどのようなことをやっているのか、これからお伝えしていきたいと思います。

足つぼについて

足つぼ。足裏マッサージとも、リフレクソロジーとも言いますが、めぐり屋では足つぼという呼び方をしています。

これらは足の裏に無数にある反射区を刺激して体の各器官を活性化するというもので、大まかに分ければ比較的優しい力で反射区へ刺激を与える方法がリフレクソロジーで、強い力で足の裏をほぐしながら刺激を与える方法が足つぼだと言えるでしょう。足裏マッサージはもっと広い意味で足裏へのマッサージであって、反射区ということを考えなくても使われている言葉ではないかと思います。

めぐり屋が行っているのは足つぼの方で、台湾で行われている官足法や若石法の考えや方法に基づいています。ただ、それらの協会の教えを受けて会員になっているわけではないので官足法や若石法を行っているとはいえません。足首からふくらはぎ、膝、太ももについては筋肉や筋膜へのアプローチも含まれますし、そういった意味でも何かの流派に属すものではないと思います。

私が考える足つぼの一番の狙いは血液循環の促進です。「足は第二の心臓」と言われるように、心臓のポンプと動脈の動きによって送られてきた血液は全身の各器官に栄養や酸素、熱などを水分とともに届けます。そして血液は各器官の代謝物(老廃物)を抱えて心臓に返っていくわけですが、この帰り道である静脈は自分で動いて血液を送ることができません。そのため特に一番下にある足まで降りてきた血液を上に送り返すためには、血管の周囲にある筋肉がポンプの働きを果たす必要があります。血液循環の役目があるということで「足は第二の心臓」と言われるわけですね。

第二の心臓である足の筋肉を動かさないでいるとどうなるでしょうか。本来静脈の流れに乗って内臓に送られ、尿として排出されていた代謝物や水分、熱などが足元で滞ることになります。それがむくみやほてり、痛みの原因になります。血行不良が起きている筋肉は凝り固まりやすくなりますので、そうすると余計に血液の流れが悪くなり、水分や熱が行き渡らなくなると足がつったり、冷える原因になります。

血液循環の悪化は様々な不調を引き起こす原因になるわけですが、逆にいえば血液循環が正常であれば体は本来の働きをしてくれるということでもあります。足つぼには各器官に対応する反射区を刺激して活性化を図るという目的ももちろんありますが、この血液循環の促進ということも忘れてはならない大事な目的だと思います。

めぐり屋の足つぼは筋肉、筋膜のこりや老廃物の塊などをしっかりほぐします。一時期、テレビのバラエティ番組で罰として足つぼを受けるということがありましたが、やはり足つぼは痛いものです。もちろん受ける方の健康状態や足の状態によって痛みの強さにはかなり個人差がありますが、特に初回の足つぼというのは足の筋肉や筋膜のこりをほぐす痛みがあり、そうなると反射区に関係なくどこを押されても痛いという方もいます。

ただそこは痛みを与えることが目的ではないので、我慢できる範囲でしっかりほぐしたり、ふくらはぎや太ももの筋肉を先にほぐして表面的な硬さを緩めたから足を揉むといった配慮もします。せっかく足つぼは良いものなのに、痛いものだったり怖いものだという印象だけが残ってしまうのはとてももったいないことですからね。

整体について

整体という言葉は広く使われていて、それは国家資格がなく、医療ではなく、法律で定められた特定の理論や技術を指す言葉ではないからです。整体の学校や資格というのも全て民間のものなので、それらがないと開業できないというものでもないのです。逆にいえば開業届を出せば誰でもなれるのが整体師で、それだからチェーンのマッサージ店などに未経験で入り、1ヶ月にも満たない研修を受けただけでも働くことができるわけです。

つまり整体といっても様々な理論や手技が存在するわけですが、めぐり屋で行っている整体というのは実にシンプルです。固まっている筋肉をほぐして血流を促す。簡単に言ってしまえばそれだけです。

固まっている筋肉や筋膜というのは血流を阻害し、神経を圧迫し、周囲の筋肉や関節を引っ張って動きを制限したり姿勢を歪めます。血流が滞れば冷えやむくみの原因になりますし、神経の圧迫は痛みや痺れを引き起こします。それらの症状を軽減するためには原因となっている固まった筋肉をほぐすのが良いというのが私の考えです。

筋肉が固まる原因は多くの場合長い時間同じ体勢でいることです。使い過ぎによる疲労や緊張よりも、日常の生活や仕事、趣味などで同じ体勢を続けたり同じ動きを繰り返す方が筋肉にとっては負担が大きいのです。それは特定の筋肉を緊張させ続けることでもあり、緊張させることによって生じる代謝物を運ぶ血流を阻害することにもなるからです。そのためめぐり屋では問診票や施術中の会話から、普段の体の使い方を想像し、現在の状態の原因になっていそうな筋肉を探りながらほぐしていきます。最初は何が原因かわからないような状態でも、よくよく話を聞いていくと原因になっている行動が見つかったりするものです。このようなコミュニケーションも整体における重要な要素だと思います。

筋肉をほぐすということも具体的にいえば筋膜の摩擦や動揺、特定の筋肉を捉えてのストレッチ、深層筋の押圧などといった方法を組み合わせて行います。筋肉同士の関連を考えて、ほぐれにくかったり痛みが強い筋肉については別の筋肉からほぐしたりすることもあります。全身に対する基本的な流れはありますが、その場で考えながら柔軟に対応することを心がけています。

おわりに

なんだか小難しいことをあれこれと書いてしまいましたが、めぐり屋がやっていることはとてもシンプルで、シンプルなことを深く的確にやろうというのがめぐり屋の目指すところです。

今のところ院長の桑野がひとりでやっている店ですし、気難しい男ではありませんのでお気軽にお越しください。駐車場もありますし、ネット予約も、キャッシュレス決済もできます。足つぼはクリームを使用しますがお着換えの用意もあります。ひとりですので小さいお子様と一緒でも大丈夫ですよ。

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