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90年代ファッションを紐解く     「モード」

おはようございます!

東京は晴れです。
今週の始めは少し冷え込みましたが、いよいよ本格的な春モードになってきました!
週末は20°cを超えそうです。夏モードですかね笑
これからの時期は、温暖の差が激しいので手軽なアウターが便利です。
最近ではバリエーションが増えたジャケットはコーディネートに入れやすいアイテムです。
FACTOTUMでも素材、色、デザインとバリエーションが揃ってますので是非チェックしてみてください!
宣伝になりますが笑

https://factotum.jp/item/jacket.html

今回は3回目の「90年代ファッションを紐解く」というテーマを話したいと思います。


「モード」

モードについて
「ファッション」と同義語で、よりグレードの高い感じを与えるファッションの呼称。
英語では「標準・基準、やり方・流儀、流行」 フランス語では「ア・ラ・モード」というとファッショナブル(fashionable)の意になる。

https://www.fashion-press.net/words/261
FASHION PRESSより


実際とても曖昧に使われることも多いような気がしますが、モードブランドも色々あります。
今回はインポートのコレクションブランドにフォーカスしたいと思います!
このコレクションブランドは日本での広がりはやはりセレクトショップとの密接な関係が結び付いています。
80年時代からメジャーからマイナーまで日本人バイヤーは世界中からバーイングするようになりました。
そんな中で盛り上がりを見せたのがアントワープとロンドンのデザイナーです。
「アントワープ」は有名で皆んもご存知だと思いますが。

映画「ドリス・ヴァン・ノッテン 花とファブリックを愛する男」

参考に。
https://www.youtube.com/watch?v=Ff1jYJLlrAI

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90年代初頭は、80年代のポストモダンや派手な装飾はよりシンプルなデザインへと変わってきました。 
ライフスタイルをベースとしたリアルクローズが主となりました。  
パリ、ニューヨーク、イタリアで多くのグローバルブランドを抱える企業が成長を続ける中、その動きとは、一線を置いたデザイナーが登場しました。 
ベルギーのアントワープとロンドンを拠点に置くデザイナーたちで、彼らはアントワープ王立芸術アカデミーやセントマーチンズなどの美術系の大学出身です。 
エスニックの要素をハイファッションに取り入れるドリス・ヴァン・ノッテンやロックスタイルの影響を受けるアン・ドゥムルメステールやアートからのアプローチのマルタン・マルジェラなどの「アントワープ6」と呼ばれた世代を中心に、その後のアントワープ出身ではラフ・シモンズ、ヴェロニク・ブランキーノ、オリビエ・ティスケンスが活躍し、ロンドンからはアレキサンダー・マックイーン、フセイン・チャラヤン、ステラ・マッカートニーなどが登場しました。 
そのブランドなどを扱う日本のセレクトショップも盛り上がりました。
青山の骨董通りの「アドバンス ド チキユー」ではマルタン・マルジェラ、アン・ドゥムルメステール、青山のギャルソン裏の「スペース」はヴェロニク・ブランキーノ、オリビエ・ティスケンス 、原宿キャットストリート裏の「ワンデイ」ではラフシモンズ、ステファンシュナイダーなど 。
そして私が務めていた90年代中盤の「インターナショナルギャラリービームス」ではヘルムトラング、コスチュームナショナル、ドリス・ヴァン・ノッテン、キャロル・クリスチャン・ポエルなどがありました。
その頃、20代半ばの私は給料の全てを注ぎ込みインポートブランドを買いまくりました笑
「インターナショナルギャラリービームス」ではそのインポートブランドの他にイタリアのクラシコブランドでピオンボ、ルイジボレリやブリティッシュビスポークのファーラン&ハーヴィー、ジョージ クレバリーやフランスのファクトリーブランドのベルナール・ザンス、モンクレールなどを扱ってました。
モンクレールは30年前はブランドイメージが今とは全く違って、もっと本格的なレトロな感じのアウトドアブランドでした!
ロゴも付いてません笑
その世界中から集められた服を自分らしく着こなすこと。
若い私は難しくて、よく先輩スタッフやバイヤーから叱られました笑
先輩方からは「基本を知っての着崩しだ」と!
その当時は理解できませんでしたが、今の歳になるとかなり納得です。
私は20代半までずっとカジュアルな格好だったのでテーラード中心のスタイルがなんだか大人になった気持ちになり高揚しました笑
洋服を着て幸せな気持ちになれるって本当に素晴らしいな〜と。
ただ、90年代中盤くらいからインディペンデントブランドが大手商社、独占契約代理店、などとのビックビジネスへ移り変わっていきました。
ブランドが成長することは悪いことではありませんが、大量に生産され、どこでも手に入り、何だか寂しい気持ちになりました。
この頃からかインディペンデントだけどパッションがあるブランドをやってみたいと思うようになりました。
マジョリティよりマイノリティに惹かれるのは自己表現の一つですね!

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!!

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