見出し画像

90年代ファッションを紐解く     「キーワード」

おはようございます!
東京は曇りです。
ここ最近の天気は少し不安定ながら、だいぶ気温は上がってアウターが不要になりつつありますね。
暑くなってきたのでしっかり水分補給を意識しないとですね!

今回は5回目の「90年代ファッションを紐解く」というテーマのキーワードを話したいと思います。
 

「ビッグサイズ」
90年代は日本でもムーブメントを巻き起こしたヒップホップです。
そんなミュージックカルチャーから派生したのが「ビッグサイズ」。
ヒップホップのアーティストを中心に、見事に着こなされたのがルーズスタイルです。
そんなスタイルが現代のトレンドにも映し出されています。
ただ大きいサイズというわけではなく、ビックサイズの着こなしのバランスが大切でした。  

「スポーツ」
スポーティなスタイルの代名詞となっているのがジャージ素材です。
ジャージといっても運動用のものではなく、タウンユースできるアイテムが流行しました。
中でもアディダスやナイキなどのジャージが大ヒットしました。
そして、アメカジで代表的なブランドのラルフローレンです。
乗馬スポーツのユニフォームではありますが、こちらもタウンユースできるアイテムでした。
ラルフローレンのポロシャツは誰しも一枚は買ったことがあるのではないでしょうか?  
 

「グランジ」

ヒップホップに続き、ミュージックカルチャーから発展したファッショントレンドの一つがロックから生まれたグランジファッションです。
カート・コバーンをアイコンとしたグランジファッションは、「汚れた」などを意味す「grungy」が語源となっています。
80年代後半から90年代前半にかけて流行したロック音楽の一種であり、派生したスタイルです。ビンテージに代表されるような古着、ヨレヨレで色落ちした服の着崩しや重ね着が特徴。
中でもダメージジーンズとチェックシャツ、オーバーサイズのパーカーにコンバースは代表的なグランジファッションでした。
グランジロックのミュージッシャンはお金がないから安くて動きやすい服をテキトーに着ていただけだと思いますが、そのスタイルがファッショントレンドになるとは考えてもいなかったでしょうね笑  
 

「ヨーロピアントラディショナル」
以前にお話したモードのアントワープ6のようなコレクションブランド以外でもブリティッシュトラッド、フレンチカジュアル、イタリアンクラシックなどヨーロッパらしいベーシックなトラディショナルスタイルです。

代表的なこの本は参考になります。
「チープ・シック: お金をかけないでシックに着こなす法」  
 
40年以上前にアメリカから出版されたフランス人女性のカテリーヌ・ミリネアによって書かれた本書です。
自分自身を生かす新しいおしゃれの考え方について提案し、現代でも十分通用する内容です。
冒頭で、「ファッションメーカーの言いなりになり、流行に振り回されることを良しとしない著者たちにとって、服装とは自分自身で選びとり、その人自身の生き方にぴったり沿ったものでなくてはならない。
その視点で語られるスタイルは、ベーシックを基本とし、その大切さを踏まえたうえで、アンティークやスポーツウェア、民族衣装などを楽しみながら着こなしていくというもの。
いずれにしても、服装に無駄な時間とお金をかけないのがモットーだ」と。
ヨーロッパ的なファッション思考だと思います。

ファッションの流行は巡っていると言われますが、90年代のファッションがまさに現代のトレンドの中心になっていますね。
一回目にお伝えした、古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉「History repeats itself」いつの時代も過去にあったことはまた後の時代にも繰り返して起きるということ。
現代にアップデートされていますが、ファッションにも当てはまると思います。
 
昔のスタイルを現代風にアレンジすることで、ファッションを楽みましょう!
ぜひ自身のファッションの参考にしてみてください!!

最後まで読んで頂きありがとうございます。
皆さんにとって素敵な週末になりますように!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?