お仕事は簡単にもらえない

僕はシンガーソングライターですが、アーティスト・コーディネーターとプランナーとしても活動しています。

なぜシンガーソングライターである僕がそんなことをしているのか?

僕にできない仕事があって、それをできる人が僕の周りにいるからです。

正確に言うと、僕もできるけど、僕よりも良い物を提供できる人がいて、その人を繋ぐことが僕のメリットにもなるからです。

もちろん僕ができる仕事は自分がやらせて頂きますが、自分のブランディングに合わないことや、明らかに無理なことは、効率を下げたりクオリティが担保できません。

結局自分の信頼を落とすのでやらないようにしています。

「人の世話を見ている」のではなく、「自分を助けてもらうため」に他のアーティストに仕事をお願いするお仕事が、アーティスト・コーディネーターです。

そして、「仕組み」をセットにして提案しないと実現しないプロジェクトがほとんどなので、プランナーとしての仕事も発生するという図式なのです。

さて、マッチングするにあたり、双方から要望があります。

アーティストからは、
・演奏の仕事
・ギャラの出るゲスト出演
・ワークショップ
などの要望があります。

それに対してクライアントの業種は様々で、旅行会社、自治体、教育、福祉と、それぞれのニーズがあり、しかも細かいピンポイントの回答が必要とされます。

クライアントのニーズは、時にアバウトで、現実離れしていたりもします。
他の業種のことを熟知しているわけではないので当然ですよね。

僕が本領を発揮できるのは、まさにコーディネーターでありながらプランナーでもある点で、そういった現実とのギャップを埋めながら、確実にうまみが生まれるプランと人をセットで提案します。

そんな時に、周りの人材の顔が浮かぶわけですよね。

偉そうに聞こえるかもしれませんが、お世話になっている仲間に仕事を生みたいんです。

でも、これが本当に難しい。

クオリティに加えて、ビジネスマナー、理解度、振り幅を考えると、結局依頼できるアーティストは限られてしまいます。

思えばメジャーアーティストやプロダクション所属のアーティストも、誰でもなれるわけじゃないですよね。

それと同じで、「あっちがダメだからこっちでなんとか」程度の意識では、結局どのフィールドでもプロにはなれないのです。

音楽など表現活動で本気で食っていこうとしている人の母数は、果てしなく大きいです。

確かに「その人の代わりはいない」ですが、「その役割をする替えはいくらでもいる」のです。

どのフィールドでも「本気かどうか」「本気とは何か」「本気で取り組んでいるか」が根幹にあります。

日頃から自分の活動するフィールドを、文字通り絵に描いてみて、必要なスキルを補っていくのもアーティスト活動のうちかもしれません。

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