みんな特別

　格差や序列をつけられることは誰だって好きではありませんよね。
アーティストの場合は、それと同じくらい、並列にされることも嫌います。

日頃から、競争の激しい世界でいかに他と差別化していくかが生命線である職業の人は、アーティストに限らず敏感だと思います。

仕事に優先順位をつけることや、対応に優劣をつけることは、いけないとわかっていても無意識にしてしまうものです。

とにかくフラットに接する努力はしておいて損はないかもしれません。

・某◯◯社で活躍していてスゴイ人なんだよ！
・ここは有名な場所なんだよ！
・◯◯さんと共演するなんてスゴイんだよ！

というように肩書きやスゴさを言うことは、伝わりやすい反面、「そうでない人」を軽視することになっている場合もあります。

日頃からの関係性の築き方や、ちょっとした気配りがあるといいと思います。

何かに「優」をつけるということは、無意識に、そうでないものに「劣」をつける可能性が常にあるからです。

・分かりやすくするために言う場合。
・立場に見合うハクをつけなければ、興味を持ってもらえなそうな場合。
・他を「劣」としても気がひけないくらい素晴らしい場合。

それぞれで話し方を変えれば、伝わり方も変わります。

みんな特別。
あなたは私にとって大切なのです。

そう伝わる立ち居振る舞いを自然にできるといいですよね。