あとがき|僕の初めては113秒。
この話の電車の人身事故は、実際に起きたことを基に作りました。私が体験したことではなく、以前勤めていた所の社長からお話を聞きました。
その社長は、当時30代でしたし、家族をもっていたのでまず思ったのが「投身したのが自分の家族や友人という大切な人だったらどうだろう?」と考え、次に社会について思いを馳せたそうです。主人公のように、人に対してどうのこうのという思いは少なく、そんなことを考えるような人が多い社会になっている=社会全体が疲れていると感じたようで、小さなことでも感動できる