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Field Notes 「ジャカルタDiary」#01 -UCI Lab. 大石瑶子のフィールドノート-

この記事は2018年に書かれたものです。ウェブサイトのリニューアルに伴い、noteに再掲載しています。


2018年2月22日から2月27日までの5日間、私たちUCI Lab.(以下UCI)は人類学者の比嘉さんと共にインドネシアの「食と健康」を探る旅に出た。

目的はもちろんインドネシアの実態に触れるということだが、裏テーマとしてUCIが普段行っているデザイン思考的アプローチと、比嘉さんが行っていらっしゃる人類学的アプローチを、同じ「食と健康」という切り口を通して比較してみようという実験的な試みも含まれていた。

専門的な分析は他のコンテンツに委ねるとして、ここでは日々私たちがどんなことをしていたのかを私個人の感想を交え日記形式でご紹介したいと思う。

滞在中は様々な発見があり、Web掲載するには膨大すぎる分量になってしまったが、写真もふんだんに載せているので、それだけを追っていっていただいてもジャカルタの一部を垣間見ていただけると思う。

私たちが何に出会い、何を面白いと感じたか少しでもお伝えできたら幸いだ。

パサール(市場)での一枚
商品はもちろん売られ方(小分けにして売るなど)も興味深くて思わず二人とも口が開く


UCI Lab.初めての自主調査はジャカルタへ!

Day1_Feb.20_2018

京都から比嘉さんが来社。シンガポールから小桑さんがテレビ会議で参加し、ジャカルタでの調査についての最終打合せ。

今回は人間と切っても切り離せない「食と健康」を大テーマに掲げることにした。日本人との比較もしやすいし、価値観が現れやすいテーマではないかと思う。

また、人類学者の比嘉さんとご一緒できるということで、お互いの手法を体験・観察し何か刺激となるものを得られればという裏テーマもある。比嘉さんデー、UCI Lab.(以下UCI)デーを設けてそれぞれの手法にどっぷり浸かることにする。UCIの調査にクライアント様が同行されることはままあるが、手法そのものを“観察”されることはあまりない。少しの緊張と、人類学のアプローチを間近で体験・観察できることに対する期待は大きい。

この時、まだ比嘉さんとは出会って数回目。それなのに、一緒にインドネシアに行ってしまうという不思議さ(ちなみに比嘉さんと私はほぼ初対面なのに4日間同室!)。どんな旅になるのかワクワク感が募る。

取り急ぎ、共有すべきことやスケジュールなどを確認し解散。

直前打合せ。この時日本は寒かった…。

大石瑶子
代表補佐/共感リサーチャー(UCI Lab.合同会社)
チーム内では「共感する人」として主に定性調査やワークショップを担当
■全米・日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー、ワークショップデザイナー、リフレクションカードファシリテーター

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