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短歌/イヌフグリ

名前などひとが勝手に決めたもの土手一面にイヌフグリ咲く


快晴の日、散歩していたら、土手の一角がいちめんブルー。
おおー!
と近寄ると、オオイヌノフグリがいっせいに花開いていました。
ひとつひとつは小さな花ですが、
真っ青な星のようにめいっぱい花びらを開いて
まー元気なこと!

命名はかの牧野先生だとかそうでないとか諸説あるようですが
ともあれ面白い名前ですね。

以前、やはり散歩中オオイヌノフグリが咲いていたとき、
少し離れて歩いていた知人に、でっかい声で
「ねー!この花の名前、イヌノ…なんだっけ?」
と尋ねられ
「ふぐりだよー!」
と叫び返す勇気は私にはありませんでした。

イヌノフグリは、花の実が犬のふぐりに似ているためこの名がついたとされていますが、花は目立つものの、実は見た記憶がありません。

まあ、名前なんて、
植物も動物も、ひとがどう呼ぼうが全く関係なく生きているのでしょうが。


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