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短歌まとめ2024年9月

今年は栗が豊作なのか
いろんなところでずいぶん栗を拾いました
9月もあっと言う間に過ぎました
読んでいただいてありがとうございます

草むらにさっと隠れた白いねこ ちひろの描いた子の目をしてた

リス見つけリスリスリスと言い終わる前に消えてたリス流れ星

缶ビール山小屋前の湧き水にぷかぷか浮かび冷えてておくれ

われの恋う相手もわれを恋うならばそれは恋ではなくなるのかな

今はもう使われてない番号の着信履歴ある夢をみた

お茶くみにお礼を言ってくれたのは内藤部長だけだったなあ

ペンギンは束縛されたところから抜け出し逃げたそれが「脱走」

鼻血ってはなじじゃなくてはなぢなの切れ痔はきれじきれぢじゃないの

「ラインのさ、でっかい絵文字みたいなの。あれいらない。」と言われ了解

黒猫が道を横切りその後に虹を見たんだ今日はどんな日

いまそこで拾ったからとおじさんがぶっきらぼうにくれた栗二個

豚肉とピーマンだけの焼きそばを箸を一度も置かず食べきる

百日紅サルスベリ 木槿ムクゲ従え中秋の月を眺める暑き地球で

十六夜いざよいの月をぺたりと貼りつけて傷を治そう明け方の空

AIが無人機による攻撃のニュース伝えるこれが未来か

きみなんて呼ばれたくないだろうから短歌の中でだけきみはきみ

翼とは飛び立つためのものなのか地を這うものに別れを告げて

葉の裏の虫の背中に目の模様アケビコノハは奇想天外

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