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仮説を立てて導き出す

皆さんこんばんは!

投稿68日目になりました!

突然ですが、皆さんに2つ問題を出します。
「日本にあるラーメン屋の店舗数はいくつでしょうか?」
「日本国内で1年間に送られる年賀状の数はいくつでしょうか?」

この2つの問題、一見そんなの分かる訳がないと投げ出しそうになりますよね。

しかしこの様な問題は、外資系の企業やコンサルティング会社の面接でよく出される問題で、直感だけで答える問題ではありません。 

これらはフェルミ推定と呼ばれる問題になります。フェルミ推定とは、「一見予想もつかないような数字を、論理的思考能力を頼りに概算すること」というものです。

分かりやすく言うと、実際に自分が知っている数字を用いながら仮説を立て検証していく事で算出するという感じです。

同じ問題でも考え方は様々ですが、例えば1つ目の問題で考えると、

・日本の人口は約1億3000万人。
・平均で月に1回はラーメン屋に行くとすれば1日あたりラーメン屋に行く人数は1億3000万人÷30日で約430万人。
・ラーメン屋の平均客席数が20席として、仮に5回転すれば20人×5で100人。よって1店舗あたりの1日の客数は100人。
・430万人÷100=4万3000。つまり日本にあるラーメン屋は4万3000店舗。

このような流れで考えていくと、具体的な数字に近づく事が出来ます。参考までに正しい店舗数はというと、約3万店舗との事です。

上記の考え方は本当にざっくりとしており、本来であれば年齢別に考えてみたりもっと細分化して考える必要がありますが、元々知っている数字は日本の人口のみで、あとは仮説です。

外資系企業などがフェルミ推定を面接時に扱うのは、この問題から知的好奇心や仮説力、全体を俯瞰する力などが測れるからです。

この様な力は、実際の仕事においても生かせる場面があるのではないでしょうか。

新商品を開発する際にターゲットになる客はどのくらいいるのか、新規事業の年間売上はいくら見込めるのかなど、仮説を立てて検証しなければならない事は多くあります。

算出した数字があまりに誤差のあるものでは問題がありますが、ここで大切なのは実際に算出した数値ではなく、あくまでその数値を導き出す為の考え方です。

ちなみに先程の問題と考え方は、先日マコなり社長がYouTube内で紹介していた一部ですが、もっと詳しい考え方に興味があれば見てみてはいかがでしょうか。


フェルミ推定を上手く考えられる様になるのも慣れが必要だと思います。
調べれば色々な問題が出てきますが、自分でもいくらでも問題作成は可能なので、日頃から想像力を働かせて考えてみると面白いかもしれません。


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