男らしさ女らしさとは?魔法のことば
昨日、次女の予防接種のためにかかりつけの小児科へ行きました。
壁掛けのTVで子供たちが観れるようにいつもアニメを流してくれていて、昨日は「アンパンマンとりんごちゃん」のお話。
次女が大人しく寝ていたのでぼーっと眺める私。
どうやらばいきんまんがりんごちゃんを可愛い可愛い言うのが気に入らないらしいドキンちゃん。
「私のほうが可愛いもん!」とりんごちゃんをいじめます。
そこにやってきたアンパンマン。
ドキンちゃんに向かって一言。
「弱いものイジメするなんて女の子らしくないぞ!」
ちょっと待て。
イジメに男らしいも女らしいもあるかい。
このご時世、そんな発言して謹慎に追い込まれないかしらとソワソワしてしまいました。笑
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ほんの2.3日前におままごとをしていた長女が、
「お母さんは女の子だからピンクのコップね」
「お父さんは男の子だから水色」
といった趣旨の発言をしたんですよね。
ちょっとドキッとしました。
「なんで男の子は水色なの?」と聞いて見たら
「だって男の子は水色でしょ?」と。
なぜそんなことを聞かれるのかも分からないって感じのキョトン顔。
本当に不思議なことに、1歳2歳くらいまでは男の子女の子関係なく混じって保育園の先生の作ったスカートを服の上に履いておままごとをしていたり、みんなで大きな車や電車に興奮していたのに、いつの間にやら女の子たちはおままごとを好んでする子が多くなり、男の子たちは昆虫やプラレールを好きになる子が多くなっているようです。
不思議。
(保育園の先生方がそういうご指導をしているわけではないと思います)
やっぱり我々の先祖の猿人たちの頃からの、男性は狩猟して女性は群れを作って育児してっていうDNAに組み込まれた特性なのかしら?
でもちょっと待って?
わりと最近になって、実は女性のハンターがたくさんいた的な発見がありませんでしたっけ?
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子育てをしていると「親として正解の回答はなんだろう?」と思ってしまうことがたまにあります。
先ほどの発言の際も、
「○○くんはピンク色が好きって言ってなかったっけ?男の子でもピンクが好きな子もいるよね?」
とは言ってみたものの....
楽しいおままごとの最中に
長女はそんな説教じみた話は求めてないわけで。
しかも私、本当はそんな事どうでも良いんだよなぁ。
私の中でもし引っ掛かるとしたら、
「女の子だからこうしなさい」
「男の子だからこうあるべき」
と強要される時かなぁ。
「ピンクは女の子らしい」
「ブルーは男の子らしい」
ってそれ自体は個人の感じ方であって、
多数派か少数派かはあるけれど、
そう感じること自体は否定できない。
どんなにこちらがなるべくフラットな価値観で接しようと思っていても、多大なる影響を親からは受けるんですよね。
なので、子供が「なんで?」と物事の理由を聞いてきた時って結構ドキっとしてしまいます。
こういう些細なやりとりの積み重ねが、この子の価値観を作っていくんじゃないかと思ってしまうからです。
なので最近魔法のことばを使うようにしました。
「なんでだと思う?」
質問に答えにくい時にやる、アレです。笑
そうすると結構面白い答えが返ってくるんですよね。
なるほどなーと思う事もあったりして。
感心したり、笑ったり、親子の会話が弾みます。
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世の中には色々な意見があって、
白か黒かじゃなくてグレーもあるよ。
大事なのは私はこう思うけどあなたはどう思う?と話し合える事だよ。
と心の広いふりをしつつ、
保育園帰りに立ち寄った公園で、年上のお兄ちゃんお姉ちゃんが公園の水道の蛇口で水遊びをしているのをみて「私もやりたい!」と言い出した娘に「公共の場でまわりに人がいるのにそんな遊びをするもんじゃない。だいたいお水がもったいないし。あなたの服が濡れたら帰るの大変だし。次女もいるし。ミルクあげたいからお母さん早く帰りたいし。」とぶった斬った母です。
お母さんも昔よく公園の水遊びしてたのは内緒だけどね。笑
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