表現における「曖昧さ」が好き

や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”！！！！！

ということで、内田は表題の通り、
表現における「曖昧さ」が好きです。

どういうこと？倒すぞ？耳削ぐぞ？
脇腹を潰すぞ？目をBB弾で狙い続けるぞ？
1円玉を10円で買わせるぞ？
「ヱ」しか言えない体にさせちゃうぞ？

といった罵詈雑言が飛んできそうですが、
最後まで読んでくれたら嬉しいです。


表現における「曖昧さ」とはどういうことか。

すごくアバウトに言うと、
「何言ってるかわかんねえ表現」です。

例えばですが、PUFFYのアジアの純真。
ミリオンセラーをヒットしたこの曲ですが、
1番のサビの歌詞は下記の通りです。

白のパンダを どれでも 全部 並べて
ピュアなハートが 夜空で 弾け飛びそうに 輝いている
火花のように

「ピュアなハート〜」以降はなんとなく意味が理解できたり、
情景が浮かぶかと思います。

でも、初っ端の「白のパンダを どれでも 全部 並べて」
と「ピュアなハート〜」のつながりが微塵もわからないですよね？
文脈完全に無視してますよね？

この部分だけ見たら正直何が言いたいんだかよくわかりません。
なんでパンダ？白のパンダって何？何故並べんの？
しかも全部並べる必要があるの？

作詞者の井上陽水に言いたいことは山のようにあります。

でもどうでしょう？この意味わからなさが、PUFFYのゆるい感じや、
曲の雰囲気に合ってると思いますし、
むしろゆるい世界観を構築しているかと思います。

逆にサビで「君の瞳にズキュンバキュン〜」みたいなポップだけど、
コメディチックな歌詞だとちょっと雰囲気合わないし、
「あなたの笑顔で僕は生きていけるよ〜」みたいなわかりやすい歌詞が来たら、醒める気がするんですよね。

意味がわからないけど、なんか良い、好き、楽しくなる。
アジアの純真にはそんな世界観がありますが、
意味がわかりすぎちゃう、つまり「曖昧さ」がないと、
この世界観は壊れてしまうと思います。

「曖昧さ」はそんな効果を持っていると思っています。
(気分的に中央揃えにしてみました)

そして2つ目！！！！！！！！‼︎！！！！！！！€！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
スピッツの「プール」と言う曲がありまして、
最初の歌詞がこんな感じです。

君に会えた 夏蜘蛛になった

「君に会えた」→　へー大事な、会いたかった人に会えたのかな？
「夏蜘蛛になった」→　？？？？？？？！！！！！！

とおそらく大多数の方はなるんじゃないかなと思います。

君に会えたからの夏蜘蛛になる意味や理屈がわからない。
正に、「曖昧さ」の極みかと思います。

この歌詞、もちろん正解はないと思いますし、
あくまで内田個人の解釈ではありますが、
蜘蛛というのは8本足ですよね？
人間は手足が4本。そんな人間が2人抱き合えば、
手足が8本になります。

つまりこの歌詞は大好きな人に出会えて、
抱き合えたという喜びをストレートに表現するのではなく、
夏蜘蛛という隠喩を使って表現したのではないでしょうか。

そうすると一見謎だったこの歌詞も、
すごい素敵な表現に思えてきませんか？？

こうした魅力も「曖昧さ」の持つ力だと思います。



以上、お伝えしてきた「曖昧さ」の2つの例は、
一見何言ってるかわからない。
でも、だからこそ曲や歌詞を楽しむ余白が生まれる。
行間を読むと言う言葉がありますが、そんな感覚かと思います。
そうした余白を与えてくれる「曖昧さ」が付随してくる表現が大好きです。

そしてこの「曖昧さ」は音楽に限らず、
映画やアニメ、漫画、演劇といったさまざまな表現にあると思いますし、
友達との会話など日常にもありふれていると思います。
となると人生とは曖昧なものの方が多いのかもしれませんね。

学校や仕事ではこの「曖昧さ」というのは毛嫌いされてしまいますが、
エンタメや芸術に触れている時くらいは「曖昧さ」を楽しむのも、
チョベリグで、ブリリアントで、ドメスティックで、
キューティクルかもしれません。

そんな「曖昧さ」に目を向けて...と、ここから更に真面目なこと書こうかと思ったのですが、人類がまだツチノコを見たことがないと言うことなので、
今日はこの辺りで失礼します！！！！！！！！！！！！！！！

今日はこの辺りで失礼します！！！！！！！！！！！！！！！

今日はこの辺りで失礼します！！！！！！！！！！！！！！！

今日はこの辺りで失礼します！！！！！！！！！！！！！！！

や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”や”！！！！！
(中央揃えにするので許してください！！！！)

※画像は照英です。