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【書評39】今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 樺沢 紫苑 (著)
樺沢先生の本読んでみようっと。
筆者の本といえば、アマゾンレビューで軒並み高評価。
ここまで高評価の筆者もなかなか珍しいと思う。
中でも気になったのが今作の、毎日の習慣についての本。
「習慣を変えれば運命が変わる」
といわれるように、習慣の重要性は言うまでもない。
習慣を変えれば、人格も性格も運命もまるごと変わる。
だから、人生を変えたかったら習慣を変えればいいわけで、とてもシンプルだ。
自分の中で一日のルーティンってなんとなく決まっている。
一応、自分の力が一番発揮できるように設定しているつもりだが、本当はもっと改善できるだろう。
朝起きたとき、午前中、お昼、夕方、夜。
それぞれの時間の過ごし方を工夫すれば、自分のパフォーマンスをベストにできる。
凡人の自分が成功するには、時間の使い方を工夫して能力を最大限発揮できるように工夫するしかない。
ヒントを得たくて、本書を手に取った。
筆者紹介
樺沢 紫苑:1965年札幌生まれ。1991年札幌医科大学医学部卒。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通じてメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計60万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
シリーズ累計80万部の大ベストセラーとなった『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)など累計36冊(170万部)以上の著書がある。
内容
精神科医の筆者が、人生に迷ったり悩んでいる人たちが自分らしく生きて、結果を出すための方法を教えてくれる本。
本書では、具体的な行動が153個も書かれている。
これらを実行することで、健康、パフォーマンス、人間関係などあらゆる分野にいい影響が出る。
「頑張ってもうまくいかない」とか「何をやってもダメ」と悩んでいる人は、行動や考え方を変えれば大きく飛躍できる可能性があるという。
だから、本書に書かれていることを実践すれば悩みを解決していける。
人は変化を嫌う生き物。
急激に変化すると元に戻ろうとする力が働くため、少しづつやるのがポイント。
1週間に3つづつくらい実践するのがおすすめされている。
すると、一年間で紹介されているほぼすべての行動を達成できることに。
毎日を同じように過ごす人たちとの差は歴然。
自分のやりたかったことをやったり、新しいことに挑戦したりする自分に変われるだろう。
継続のコツは楽しむこと。
いやいややったり歯を食いしばってやるよりも、ゲーム感覚でやるくらいが長続きしやすい。
どんなことも、続けてナンボ。
筆者のもとには毎日約30件のお悩みが寄せられるというが、ほとんどは本書の内容を実践すれば解消可能だという。
筆者のもとに寄せられる悩みは同じようなもので、9割は本書で解決できるそうだ。
具体的な内容は下記の通り。
1章 朝の最適化
2章 昼の最適化
3章 夜の最適化
4章 仕事の最適化
5章 学習の最適化
6章 コミュニケーションの最適化
7章 健康の最適化
8章 人生の最適化
上記の通り、朝から夜までの最適な行動の他に、仕事や勉強、さらに健康や人生まで広く網羅されているのが特徴。
また、普段本を読まない人のためにイラストで紹介されているページがあるのも、筆者ならではの心配り。
巻頭部分がそうで、本が苦手な人でも視覚的に理解できるように構成されている。
心に残ったところ
時間術に置いて最も重要なのは、「集中力の高い時間帯に、集中力を要する仕事を終らせる」ということ
朝の30分が夜の90分に当たると本書では紹介されている。
つまり、それだけ朝の時間は重要だということ。
朝起きて、ご飯を食べるのもままならず出社。
こんな生活を送っているなら、自ら人生ハードモードにしている可能性すらある。
朝の2時間から3時間は脳のゴールデンタイムとのことだ。
知識労働についていない人は、朝に今後のこととか今までのことを振り返ってみるのも効果的だろう。
ボクは毎朝のように、将来やりたいこととかなりたい自分を書き出していた時期がある。
そのおかげかはわからないけど、実際に多くの夢を叶えつつある。
最も生産性の高い上位10%の人たちは52分仕事をして17分休憩を取る
実際にアメリカで行われた実験の結果、明らかになった事実。
ポイントは疲れる前に休む。
調子が出てくるとつい、何時間もやってしまうことはないだろうか。
また、職場の雰囲気によっては休憩しにくいこともあるかもしれない。
ただ、生産性を考えると「疲れる前に休む」のが最も効果的だそう。
休憩できないなら席をたって違うことをするのでも、リフレッシュ効果があってGOOD。
ボクは自宅で作業できているので、ポモドーロテクニックを使っている。
25分作業5分休憩。
これをひたすら繰り返す。
生産性が上がって、早く作業できるようになりつつある。
だから、自分にあう時間の過ごし方を見つけられるといいなと。
一生懸命勉強しているのに成績が上がらない。仕事で頑張っているのに評価されない。そうした人のほとんどは、インプット過剰のアウトプット不足
本書で紹介されているのはインプット3割、アウトプット7割のバランス。
本を読む人は多いけど、実際に行動に移す人は少ないといわれる。
だから、悲しいかな成功している人の方が少ないという現実がある。
知識はあるけど、やったことはない。自分にはあってない気がする。
そうやって行動しないのはあまりにもったいない。
実際にやって失うものはないからだ。
もし失敗しても、自分に合わなかったんだとわかる。
また他のやり方でやればいいだけだ。
行動したもんがちだなって思った。
まとめ
一日の行動を最適化する方法が詰め込まれた本書。
本気で人生変えたい人は、全部やってみるのも面白そう。
ボクはアウトプットの習慣と、運動の習慣を実践していきたい。
本を読んだら、何かしら実行する前提で真剣に読む。
そして、毎朝運動して健康と集中力を手に入れる。
毎日の行動をちょっと変えていくことが、夢を叶える最短距離。
人生に行き詰まっている人や、自分を変えたいと思う人におすすめしたい一冊。
筆者に感謝。
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