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ドイツ・スイス旅~生成モードで生きる

4/29

北海道はやっと春になった感じで
昨日は、窓の外で子どもたちが小さな畑を耕しつつ焚き火で焼き芋でした。

スイスへの旅

さて、
4/8 から 4/16 まで スイスのドルナッハを目的地として
北海道~羽田~北京(Transfer)~ミラノ~シュトゥットガルト(ドイツ)~スイス(ルツェルン~バーゼル~ドルナッハ)
の旅をしてきました。(円安の折、節約旅行)

目的は、
シュタイナー学校を含む人智学の世界的中心地であるゲーテアヌム in ドルナッハへの
修学旅行から娘をピックアップする
ということだったのですが、
それにかこつけて8年ぶりくらいのヨーロッパ旅行を愉しめました。

(追記 5/6:5/2 に開催したシェアzoom会の一部アーカイブです。

印象に残ったことを書きますと

① 北京で乗継便を逃す
② 地水火風空 な旅だな 地球人生は
③ 人のご縁・天地のご縁 に運ばれて

① 北京で乗継便を逃す

4/8 無事に日本を出国し、北京でトランスファーして
ミラノ往きのゲートで待っていたら、あれ?フランクフルト往き?

逃しました!乗継便(ゲート変更を不注意で見逃してました)
さらに北京はネットがほぼ不能(中国のネット制限)。
OUT of 世界…天涯孤独感

その中、SMSが使えることを発見し、
なんやかんやでリブッキングし、24時間ズレながら乗り継ぎに成功しました(^ ^)

気分は
「枯れ木に花咲くに驚くより 、生木に花咲くに驚け」三浦梅園
日々無事に動いて回っている世界に感謝です。

一方、このくらいでは、命に危険があるわけでもなく
センターは安身安心。

やるだけやったら寝て、起きたらまた別の風が吹いている。
「果報は寝て待て」でした。

② 地水火風空 な旅だな 地球人生は

地 水 火 風 空 な旅でした。

地:

ゲーテアヌム。巨大な石

ドルナッハのゲーテアヌムは、直径30mくらいの巨石みたいな建物で、丘の上。
スイスはミラノからアルプス山脈をトンネルで越えていく

ドルナッハ、Proserpina Grotte

ドルナッハの山上の城の下は洞窟群

水:

夜明けのライン川バーゼル

バーゼルを二つにわけてゆったりと流れるライン川
スイスのルツェルンは湖の街、カペル橋、
そしてドルナッハの洞窟にしたたる水の恵み

ドルナッハ、Proserpina Grotte 小さな滝の動画はこちら

火:

人類の代表(典型)by ルドルフ・シュタイナー@ゲーテアヌム

シュタイナーの彫刻「人類の代表」は、まるで炎

風:

大天使ミカエル。風は本来はラファエルだが撮り忘れ

ゲーテアヌムにあった天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル…)の彫刻は、なんだかヴァーチャルな感覚もあって、超現実的な風のようでした。

空:

北京とミラノの間の空

もちろん空路は、空。スペースがあるから動きと変化が起こりうる。
地球の上を飛び、西へ夜明けを追い越して飛んでいくのは不思議な体験でもありました。

旅そのものが、5大(地水火風空)であり、
私そのものが、5大の現れでもある
、そんな自覚が育ちました。
ここは地球で、地球人生を送っているのだ。

そして今
改めて、日本に立つとき、西洋(の一部)は人が開発してきた場所であり、
日本は、若く激しい、自然(特に火:火山や地震、台風等)と一緒に生きてきた場所なんだと感じています。

③ 人のご縁・天地のご縁 に運ばれて

そもそもこの旅は「あなたお迎えに行って来たら?」という相方の投げかけによって実現しました。
そして、シュトゥットガルトの 河内あきおさん&かおりさん、なごみさん、ルツェルンの 山本まさと さん、バーゼルのカウフマン万里子さんさん、Massa ru Ando さん達とのご縁で、すてきな旅になりました💖

ドイツ・シュトゥットガルト

ドイツ:シュトゥットガルトの最初のシュタイナー学校(DIE FREIE WOLDORFSCHULE STUTTGART UHLANDSHOHE:自由ウォルドルフ学校シュトゥットガルト ウーラントシュヘーエ)と自由大学(右上)とガーデン と Akio Kochiさん
ドイツ:シュトゥットガルト:シュタイナー幼稚園*自然幼稚園 Wurzelkinder eV Kaori Kochiさん
ストルパーシュタイン(躓きの石 つまずきのいし):ドイツやヨーロッパの各地を歩くとよく目にする「つまずきの石」。10cm四方の真鍮のプレートに、名前、生まれた場所、亡くなった年と場所などが刻まれています。これはホロコーストの記憶の取り組みの一つで、その人物が収容所に移送される前に最後に住んでいた家の前に埋め込まれています。1993年、ベルリン出身のドイツ人芸術家、グンター・デムニヒが発案、実現したプロジェクトで、現在その数は7万個(2018年10月時点)にのぼります。 出典:NPO法人 ホロコースト 教育資料センター  ご参考:ウィキペディア https://shorturl.at/zCHZ8 (実はスイスにも、ヨーロッパのほとんどの国で見つけることが出来る、考え方によっては世界最大の彫刻でもあります。by masatoさん)
一方、シュトゥットガルトの広場では、言や葉肌の色や宗教が違っても、私たちは同じ一つの人類というメッセージとパフォーマンスもありました。イスラエルが今パレスチナの人々にやっていることはまさに大虐殺としか言えません。圧倒的な武力の違いを背景に暴力で追い出すか殺すかです。参考:ガザで今起きているのは「ジェノサイド」 死者3万人超、安保理議長国を務める日本に期待されること 2024年3月2日

スイス・ルツェルン

スイス:ルツェルン:ピラトゥス山、リス、カペル橋、ルツェルン湖、Masato Yamamoto さん、ムゼック城壁

スイス・バーゼル

スイス:バーゼル近郊 ドルナッハ:カウフマン万里子さん、Schartenhof(インテグラル・リトリートみたいな)
スイス:バーゼル:ライン川、バーゼル大聖堂、バーゼル市庁舎
スイス:バーゼル近郊 ドルナッハ:Massa Ru Andoさん、ゲーテアヌム、近くの城と洞窟

さらに旅中の、
映画「ドライブ・マイ・カー」、「シュタイナー思想入門」寺石悦章、映画「レ・ミゼラブル」、「ファウスト」ゲーテ、「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」シュタイナー
さらに交通機関や、道路や、街や決済システムや、物流や・・・
といった人間の営み。

そして旅中の晴天や美しい夜明けや月、自然、旅前後の雨や雪や風、、、
これらすべてが旅を支えてくれました。
ありがとうございます。

これからの時代の人の生

①②③を書きながら、"旅の人生"="移動人生"="人類が定住し国境線を引き、そして月から地球を見て、これからの時代の人の生" に想いを馳せていました。
(帰国してからの「夜と霧」フランクル、「生成AI時代を~」梶谷健人、ローティ、「暇と退屈の倫理学」國分巧一郎、「世界は経営でできている」岩尾俊兵、「いのちは のちの いのちへ」稲葉俊郎 他も影響)

移動生活が当たり前という新石器時代(日本だと縄文)的な、少なく持ち、シェアし、階層化せず、競争・奪い合いよりは、共創・愛であい・助け合うアイデンティティだった人類。グレーバーの「万物の黎明~人類史を根本からくつがえす」にもあるように、貧富の差が構造化された階層社会の不健全さを知っていた人類は階層化を避けてきました。産業革命以降、グローバルな階層化を進めてきた現文明は異端ともいえます。

copilot

古く新しい生成的生態系へ

だからこそ、私たちは今、人新世の地球大の私たちとして今後どう生きるかを問われています。
ガイア生態系として、様々な再生可能エネルギーやさらに進化する生成AIや社会システムを創り操るものとして、様々なコミュニケーション文化で関係するものとして、見えるモノも見えないモノも…私たちは一つで多様な「いのち」として繋がりあい、響きあい、創造しあいながら、地球も含む私たち「いのち」を生成しあいながら、日々元氣に豊かに生きています。

からだの中も外も、こころも、地球的な全体の一部としても、相互に影響し合う生成モードで既に生きています。

🌟生成モード:

世界は固定しておらず流動的(不安定)で、
私や私たちがどう動くか・あるか・生きるか に反応して 変わる・生成する
また、私 や 私たち も 変わりやすい。
双方の相互作用(創発)によって互いに生成しあう あり方・生き方のモード。運命に開いている(閉じようとするとかえって不自然で滞る)。
世界のモードON/OFFはグラデーションだが、意識としては明確な面も。
なお元々、私と世界は入れ子状・創発関係であり、わかれているわけではない(一元的)。

旅の間はいろいろなものが目新しく、移動モード・生成モードがより活発に "ON" になっていました。
(2011.3.11以降の東京から西への移住ノマドな日々 2011.6月前後 も似たような、運命に開くしかないモードでした。)
実は活発度は低いものの、日々もまた生成モードであることを自覚させてもくれました。

copilot を合成

これからの時代は先が見えない時代です。
環境がどんどん変わる時代は、移動民の時代に似てもいます。
身体が(田舎に)定住していても、これからは仮想世界では移動民や多重生活民かもしれません。
狭いアイデンティティに縛られず、柔軟でたおやかで豊穣でしなやかなアイデンティティを愉しむこと。
それは、私たちが常に「関わり生成しあいながら生滅生成していること」の自覚から始まるのかもしれません。

どんな私たちでありたいでしょう? どんな私たちを生きているでしょう?
足元から 頭から 気もちから

あなたから問いを発するだけでなく、あなた自身が問われています。

firefly

内 であり 外 であり 間 である「いのち」「センス」「ひびき」を意識し、
丹田やハートを中心に、生成的にサーフィンするように
こころからだ関係を整え、
しなやかにレスポンスしあってはいかがでしょう。
(責任とはレスポンスできるレスポンシブルという意味ですし)

私たち次第ですね!

関連リンク:

・北海道シュタイナースクール いずみの学校
https://hokkaido-steiner.org/
・シュタイナー wikipedia
https://shorturl.at/rvSZ9
・Wurzelkinder eV シュトゥットガルト
https://wurzelkinder.info/
・studio in the air
https://www.studio.intheair.ch
・Schartenhof
https://www.schartenhof.ch/
・Monte Azul International e.V.
https://www.facebook.com/monteazulinternational
・チルドレンズ・リソース・インターナショナル
https://cribrasil.org/
・ゲーテアヌム
https://shorturl.at/suIKR
・NPO法人 ホロコースト 教育資料センター  
 https://www.npokokoro.com/ 
・ストルパーシュタイン(躓きの石 つまずきのいし)
 ウィキペディア https://shorturl.at/zCHZ8
・ガザで今起きているのは「ジェノサイド」 死者3万人超、安保理議長国を務める日本に期待されること 2024年3月2日 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/312541


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