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もっと評価されるべき6つのインディーゲーム (2023年後半)

3月にゲームレビュー的なものを書いた。タイトル通り、マイナーだがとても良かったゲーム達を紹介するnoteだ。

ハイペースでゲームを遊んでいると、「もっと評価されるべき」と思うインディーゲームに出会うことが多い。記事を書いて半年経っただけなのにお気に入りのゲームが増えてきた。

この手のゲームを定期的にまとめてみようかと思った。
前回のように9個も紹介するのは大変だし焦点がぼやける。
今回は2023年後半に遊んだゲームを。(筆者が遊んだのが2023年後半なだけであって、リリースはもっと前の作品も多い)

なお、コーヒートークやSea of Stars、スイカゲームなど、メジャーどころだと思うゲームは書かないことにする。もちろん、どれも間違いなくオススメできる。


Dicey Dungeons

デッキ構築型ローグライクゲームの走りが Slay the Spire なのは異論がないところだろう。緊張感のあるプレイとデッキ構築の面白さはとても完成度が高い。そこにストーリー展開の面白さを混ぜ込んだのが、前回の記事で取り上げた Inscryption だった。

Dicey Dungeons もその系統だが、デッキ構築型ローグライクとしては非常に遊びやすく仕上がっている。何回もダンジョンにアタックしたくなる。
キャラクターごとにエピソード (特殊ルール) が6つずつある。これらを全てクリアするという分かりやすいゴールがあるので続けやすい。(Slay the Spireも難易度を上げていくモードがあるが20段階もある…)

難易度も決して低いわけではない。出目によっては序盤からゲームオーバーになることも珍しくないぐらいだ。
息抜きに触っているつもりが、いつのまにか時間をとられてしまう、そんな手触りの良いゲームだ。

ちなみに前の記事で取り上げた VVVVVV と同じデザイナーが手掛けている。さすがのゲームの手触りの良さ。

  • ローグライク・デッキ構築

  • プレイ時間 : 40時間で70%のエピソードをクリアしたぐらい

ファミレスを享受せよ

なぁ君、ファミレスを享受せよ
月は満ちに満ちているし ドリンクバーだってあるんだ

良すぎる。
セリフ・雰囲気が良い。タイトルと絵柄で選んだゲームだったが、期待を裏切らなかった。

日常と連続しているようでいてあまりにも奇妙なストーリーが面白い。

分かるようで分からない感想

Nintendo Switchへの移植が発表されていたが、リリースを待てずにSteamで遊んでしまった。ゴリゴリの3Dゲームなどのビッグタイトルでなければ普通のノートPCでも問題なく遊べる。このゲームやAmong Usなど。
(結局この記事を書いているうちにSwitchでのリリースされた!)

  • コマンド選択式アドベンチャー

  • プレイ時間 : 3時間

GOODBYE WORLD


仕事とか人間関係とか、いろいろある

雰囲気が良いアドベンチャーとして、このゲームも推したい。

コミュニケーションの雰囲気、現実との折り合いのつけかたなど、リアリティのある空気感が面白い。似たような経験はないのに、懐かしさすら感じる

注目度が低いのは、短編だからかもしれない。もっとこの世界観でストーリーを眺めていたかった。

  • アドベンチャー

  • プレイ時間 : 2時間

メグとばけもの

メグはすぐ泣きそうになる

タイトルと紹介の画像から分かるように、ばけものが女の子を助けながら冒険する物語だ。期待通りの優しい雰囲気のRPGで、遊んでいて癒やされる短編RPGだ。

遊んでいて驚いたのは、音楽素人が聞いても分かるインディーゲームとは思えないレベルのBGMの良さだ。(調べたらモンスターハンターシリーズの楽曲を担当されていたような凄い方が作曲していた…!)

スリルや意外性があるゲームも大好きだが、こういう柔らかい雰囲気でリラックスしながら遊べる短編というのも結構うれしい。長編ゲームに取り組むには腰が重い時もある。

  • RPG

  • プレイ時間 : 4時間

ElecHead

感動するほど完成度が高いアクションゲーム。
見るだけで分かるゲームルールと、キビキビ動くアクションの心地よさ。シンプルに面白くゲームに集中できる。

2Dアクションゲームも飽和してきたせいか、高難易度にしたりグラフィックに凝ったり能力を多彩にしたり、様々な手が尽くされている。独自性を出そうとしてプレイヤーがついていけなくなることもある。
(少なくとも私は高難易度なだけのゲームを積極的に遊びたいとは思わない)

そういうトレンドで、このゲームは独自性と遊びやすさのバランスが非常に良い。そういう意味で完成度が高い。

  • アクション

  • プレイ時間 : 3時間

興味があればファミ通のインタビューも。VVVVVVにも影響を受けた作品とのこと。

Death's Door

クォータービューの2Dゼルダに似たアクションアドベンチャーだが、凝ったギミックや謎解きよりも、アクションによる敵撃破に比重が置かれているデザインだと感じた。世界観も相まって、いわゆるソウルライクな雰囲気だ。
(システム的には前回の記事で紹介したTUINCに近い)

このゲームは独自性が強いわけではないのだが、レベルデザイン・難易度調整がかなり絶妙だ。2~5回のリトライでボスがクリアできるぐらいの、難しいが難しすぎない調整になっている。

その結果、小難しいことを考えずに、探索して強い敵と戦うというアクションゲームの美味しいところに集中させてくれる良ゲームに仕上がっていると思った。

  • アクション

  • プレイ時間 : 13時間

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