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「両津・キルド・ジャンプユニバース」(2020年作品)

今日は2020年頃に連載されていた懐かしのクロスオーバー作品の話をする。

この執筆者は時空間認識に独特なものをお持ちです。

急にアメコミにかぶれてデップーとかサノスとかの記事を書いたもののアメコミに疎いことは変わらないので、なじみ深いところの話ができないかなと思ったのでジャンプの話をします。

サノスの件で「ゴルゴ13 VS ビッグコミックユニバース」とか訳の分からない言葉をつぶやいたところ「クリス・ヴォーンを使え」とかそういうガチ指摘が来たりするメキシコ荒野のNoteタイムラインなのであんまり配慮する必要がないとは思いますが、一般的には理解しにくい環境だったと思うので、もう少しメジャー層に配慮したいと思ったからです。 #クリスヴォーンの登場率高すぎ

※クリス・ヴォーンとは美味しんぼに登場する時空超能力者でカツオブシ工場の見学とかに能力を行使します。他のストーリーとのあまりの落差にゴーストライターの脚本とされる。 

別に「帝国金融・キルド・モーニング・ユニバース」でもいいんですけど、立川のブッダが借金まみれて風呂に落とされたりするやつですが、別にそれはどうでもいいし、帝国金融の本拠地(肉欲ビル)に国民クイズで派遣された大日本帝国軍(みらい)が攻め込んだりするけど、もうその話はどうでもいいよね。

両津・キルド・ジャンプ・ユニバース(民明コミックス 全2巻-絶版)

終わりなき人気競争に巻き込まれた全ジャンプ世界を救うためサイコマン(始祖の方)に洗脳され「真実」に目覚めた両津勘吉が全ジャンプ作品を破壊しつくすミニシリーズです。

バトルキャラの大半は彼自身の戦闘能力で打倒可能であり、戦闘力で劣る相手に対しても知略が勝ります。重機人間には砂入りのボンドを注ぎ込み、犬にたまねぎを食わせる、変態には服を着せる、ゴリゴリの露出狂には服を着せる、戸川純を楽しみにする等の搦め手にも長けておりほぼスキがない。生命力は宇宙レベルだし、ラッキーなやつに対しては読者アンケートで「絵が下手」と書いて打ち切りにさせるなど、第四の壁どころか社会的圧力までも駆使して潰していくわけです。

これに対抗するのは、江田島平八が率いるジャンプ版スーサイドスクワッドであり数々の打ち切りマンガの巻末書き下ろしに江田島が訪れるシーンが挟み込まれていたことが明らかになります。(誰も読んだことがなくて知られていなかったという設定。それはさすがにシツレイだろ)

第2巻 第13話「集結!!打ち切りの戦士達!!の巻」より

(これまでのあらすじ)
両津の襲撃により連載中のメジャー作品は全滅。満を持して投入されたファイアパンチの人もなんか勝手に酸欠して死亡。ジャンプの未来は完全に閉ざされたかに思われたが……ある場所に戦士たちが集結していた。

????「「「ここは俺たちに任せてもらおう!!」」」

田沢松尾「「お、お前らは!!!」」

アイアンナイト!
カイン!
古代生物史パッキー!
鍵人!
少年エスパーねじめ!
メルヘン王子グリム!
ツギハギ漂流作家!
斬!

田沢松尾「「だ、誰じゃ!? こいつらは!?」」

雷電「あれは……!!」

田沢松尾「「知っておるのか雷電!!」」

雷電「誰だ……?」

田沢松尾「「知らんのかい!!」」

月光「……聞いたことがある……」

田沢松尾「「おお、月光!!」」

月光「……ような無いような……?」

田沢松尾「「どっちじゃい!」」

なお、このシーンの後で打ち切りが決まったらしく早々にストーリーが破たん。見開きで打ち切りスーサイドスクワッドの本拠地がバズーカで砲撃されて全員爆死。次々と送り込まれるはずだった屈強な打ち切り戦士たちが居城ごと鉄球で破壊されるという典型的な打ち切りENDを迎えてしまいます。

しかし「ジャンプで物語を終わらせるには打ち切りしかない」という確固たる信念で物語を終わらせたことに対する評価は高く後年のカルト作品として太田出版とかから完全版がでたりでなかったりしたという。[要出典]


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