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チョコレイトウォーズ

「これは誰にもわかんないだろう」と独特な感性をもつ文こそ個性だと考えるヤスです、こんにちは。

文章を書く仲間があつまる月額オンラインサロン『放課後ライティング倶楽部』を運営しています。

世の中はわかるわかるの「共感」がつよいけど、「わけがわかんないおもしろさ」もあると思うのですよね。自分だけがニヤっとするような主張。サロンコラムに書きます。

バレンタインデーです。チョコ屋さんの策略とか考えずノればいいよ。チョコはおいしいしね。

ちょっと前まで小学校は「みんな平等」教育だったんです。今もなのかな。

運動会の横断幕には「勝負にこだわらず全力を出そう!」みたいな文言が書いてありました。その文字の横にちいさく「必勝!白組!!」と書いてあったのにはさすがに笑ったけど。

幼稚園のお遊戯会で桃太郎が5人も6人も配役されたところもあったようです。私は鬼がいいと思うけどな。鬼が映えれば映えるほど主役が輝くのさ。

優劣をつけずにみんな同じになろう。

そんな教育を受けた子たちがバレンタインデーですよ。いきなり実力主義のチョコレイトウォーズですよ。

学校側は「チョコの受け渡し禁止」にして食い止めますが、関係ありません。放課後バトル勃発です。

それまではみんな平等でやってきたのに、大人も苦しむ恋愛最前線にいきなり放り出されるわけです。

モテる子はチョコレートの山に埋もれ、モテない子はなにももらえない。こんなわかりやすい優劣に子どもは耐えれるのだろうか。

私は学生時代にもらえなかった経験はほぼないんだけど(自慢)、クラスの人数より多い数をもらえた年もあったんだけど(めっちゃ自慢)、1年だけお母さんだけにしかチョコをもらえなかった年があります。今でも覚えています。小4です。

泣きました。マジ泣きですよ。

忖度がない女子からのガチンコ人気投票ですからね。友チョコなんてのがなかったんだから。義理はあったか。それさえもらえないんだよ。

だからといって「バレンタインなんてクソだ」にはならなかったのです。私の思考は「どうすれば来年はもらえるのだろうか」になりました。

このあたりからモテ論に目覚めるんです。クラスの人気者の言動を観察しました(ネクラ)。

もしこれが「スポーツで惨敗」経験であるならば、ここからの私の物語は王道スポーツマンガでしょうよ。対象が恋愛でチョコだっただけで。

差があるから私はがんばれます。自分が弱いのはイヤだから強くなろうとします。私の動機は女の子とキャピキャピしたい、ただひとつ。

でもそれは興味のある分野だけなんですね。まったく関心のないところなら、なんの努力もしません。平等でええやん、別にできなくてもええやん、です。サッカーも野球もなんにもできない男子だったよ。

ってことは、チョコをもらうのに興味のない人もやっぱりいるのでしょうね。


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本心でおもしろがろう ―1155文字
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