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妊娠糖尿病

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妊娠糖尿病になり、出産後は境界型と診断。忙しく働く母が糖尿病を予防し、健康な食生活ができるように書いてます。
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#母乳育児

子どもとおっぱいとその後の生活習慣病リスク

この記事では、生まれてきた赤ちゃんにとってのおっぱいは将来の肥満や生活習慣病にとってどうなのか?ということを書きたい。妊娠糖尿病だったお母さんにとって母乳育児はどうか?はまた別の記事に書く。

母乳育児を継続することが赤ちゃんの肥満のリスクを低下させるというエビデンスがいくつかの研究によって報告されている。過去40年間に発表された39の研究において母乳栄養児は過体重・肥満になる頻度が低いと結論は付

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お母さんに対する母乳育児の効果

 結論としては、授乳と糖尿病、高血圧、心血管疾患の発症との関連について高いエビデンスが得られている。US nurses'HealthStudiesでは15年以内の経産婦について、母乳育児期間が一年延びるごとに授乳経験のない女性に比べ糖尿病発症リスクが14〜15%減少したと報告している。

妊娠糖尿病の母親についても出産後のインスリン感受性、耐糖能の改善が報告されているが、妊娠糖尿病妊婦の母乳育児と

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