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きつかった仕事は必ず学びになる。

朝刊配達をしていたことがあります。

起きている時間すべてを稼ぐことに費やす‼
と張り切りまくっていた時期でした。('ω')ノ

副業サイトから新聞配達を選んだ理由
当時の記憶を遡って書いてみます。

①早起きは成功者への近道。
と本に書いていたから。

②月に+10万円がうれしい。
(読売新聞YCでは1日3000円×30日+皆勤手当1万円)

③規則正しい生活が手に入る。
必然的に飲み会も減り、健康体になる。

④朝刊無料。
政治、経済のインプットを増やせる。

⑤究極のメンタルを手に入れることができる。

といった
ご褒美、特典、メリットだらけに思えてきて

副業検索中
スーパーハイテンションになっている私にとって
すごい仕事見つけてしまった。
早起きさえ乗り越えれば
誰でも、本間に成功者やん。
とか思っていました。

いまの自分から脱皮できる
そんな気がしてならなかった事を覚えています。(´▽`*)

しかし
当然、現実は甘くありませんでした。

まず朝刊配達の場合
AM2:00~2:30起きが普通です。
うっかり3時に起きてしまうと遅刻です。
なので就寝時間はPM8:30~9:00が基準になります。
帰宅時間が6時であれば
日常生活に支障はありませんが
7時、8時となった場合はその分、睡眠時間が減ります。

休刊日は月に1度だけありますが
仕事は別にもあります。
休みの概念はなくなります。

超早寝早起きなので、いつも時間に追われ、
息抜く間もありません。
付き合いは一気に悪くなります。泣

業務内容は
①チラシの折り込み(10-20分)
②バイク荷台積み(5分)
③配達(100分)
で計2時間の業務内容のはずでしたが、

私はとにかく早く帰りたかったので
タイムトライアルを日々繰り返すことで
最終的には1時間半にまで縮めることに成功しました。
自称、事業所内過去最速タイム( ´∀` )

しかし、これはあくまで晴れている場合です。

雨天の場合は新聞一部一部にラッピングを
行っていかなければなりません。
ラッピングとは
新聞をビニールシートで覆う作業です。

ラッピング機 ジョイナー

この専用機械で包んでいきます。
上部から新聞を突っ込むと
機械内部でラッピングされ
下部から吐きだされます。

これを何百部もこなすので
できるだけ早業で行いたいのですが
機械にも反応速度があります。

その速度を超えてこちらが要求すると
ピーーーーーーー
機械内で新聞が詰まりアラームがなります。
何度
あ”あ”あ”--ってなったことか

おまけに
配達途中でラッピングの穴に気づいたり、
積んでいた何十部の新聞が水溜まりの上に落ちたり、
急な突風で飛んだり、こけたり

ポストから新聞を盗もうとする
おっちゃんを発見したり(笑)

なので
特に梅雨、台風の時期である6月-9月は
時間だけでなく、
天候の心配も付きまといます。

結局
睡眠時間は激減し
日中に眠くなることもしばしば
新聞を読む気力もありませんでした。

夜の映画鑑賞や飲み会も
遅刻が怖くて満足にできず
いつ、どの時間を使って休もうか、
今日は何時間寝れるかな。
神経を尖らせて生活を送っていましたね( ´∀` )

そして私は8ヶ月間で限界を感じ新聞配達員を辞めるのでした。

20年以上無欠勤、無不配のおっちゃん
には頭が上がりません。

ただ
ここで本題通り
きつい状況ほど学びは多くあります。

時間を分単位で意識するようになった。
②きついだけの仕事は短期間しか続かない。
③余裕とゆとりは心身の健康上、欠かせないものである。

何かを捨てることで
何かを得る。

当時もっていた勢いで行動することができ
見切り発車だったとしても
実際に試してみることができた経験。

新聞配達を通して自分実験をし
業界で働く人との繋がり、そして業界の厳しさ、
仕事の過酷さ、世の中を知る学び
自分の適正、折れたもの、折れなかった事
たくさんの発見があったことを覚えています。

世の中の大半が寝ている間、
雨や雪が降る間にも
世の中を動かしているパワフルな人たちがいる事
この記事を書きながら、
また思い出しています。

また一段と寒くなりますが
安全に健康でお過ごしください

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