分岐点
あぁ
あの時 ああしていれば
あの時にこうしていれば
あの人みたいに
あんな風に
輝けたのかもしれない
今の私じゃなくて
もっともっと何かステキに
なれたのかもしれない
そんな風に
繰り返し繰り返し思っては
いつだって中途半端だ
『ああしていれば』の続きも
『こうしていれば』の続きも
永遠に来ないのに
だから今
だから今って思いながら
いつだって動けないでいる
もう少し時間が必要なのか
すぐに答えを求めているのか
言い訳をしてはまた存在しない世界を
想像している
わかってる
わかってるのに
どうして眺めているだけなんだろう
いつだって存在するのは
今
だけなのに
そんな当たり前の前で
いつまでこうしてるんだろう
だから今
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