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適応障害を発症し、自身の体験談をシェアしたいと思いnoteを開設。 記事は全て個人の体…

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適応障害を発症し、自身の体験談をシェアしたいと思いnoteを開設。 記事は全て個人の体験によるものであり専門性を担保するものではありません。コンテンツをご利用の際にはご自身の責任においてご利用ください。 また、心が辛い方はまず心療内科、資格を持ったカウンセラーを受診してください。

マガジン

  • 精神疾患、それは突然に

    自身の適応障害の体験談について手記風にまとめたものです。 適応障害の精神世界を知りたい人へおすすめです。 ゆるりと更新していきます。

  • 第3世代の認知行動療法「ACT」〜精神疾患当事者の視点から〜

    本マガジンでは精神疾患(適応障害)の当事者として第3世代の認知行動療法「ACT」を勉強し、セルフケアに活かしてみた経験や私自身が「ACT」を理解しやすくするために行なった要約や解釈をシェアします。 「ACTってどうなの?」と気になっている方におすすめです。 なお、執筆者は専門家ではありません。 記事の内容は個人的な経験や解釈、要約となります。 そのため、記事の内容は専門性を担保するものではありません。併せて、専門家が執筆した書籍を必ずお読みください。 また、本マガジンをご利用される際にはご自身の責任においてご利用ください。 「心」が辛い時は精神科、心療内科、カウンセラーを受診してください。

最近の記事

存在の証拠

存在しているとはなんだ? 存在の証拠 誰が私の存在を証明するのであろう。 私がこの世に存在している証拠はどこにあるのだろう。 戸籍か。 家族か。 同僚か。 そんなもの、もしかしたらただの作り物かもしれないではないか。 私のただの空想に過ぎないかもしれないではないか。 そんな時、悪魔が再び現れる。 「お前は存在を持つべきではなかったのだよ。」 こうして悪魔はまた、私を痛めつける。 しかし、わかったことが一つある。 「お前は存在を持つべきではなかったのだよ。」 この

    • つらいことはつらい。自分にまで演技しなくていいよ。

      拝啓、優しいあなたへ 後輩の前、同僚の前、上司の前、親の前、友達の前、お客さんの前、その他諸々の場面で 「他人につらい顔を見せられない。見せてはいけない。」 「他人の迷惑にならないようにしないといけない。」 「自分は明るく振る舞わなければいけない。」 と考えていませんか。 「後輩には弱いところを見せるものじゃない。」 「気合いで世の中、何とかなるもんだよな!」 「泣けば済むって問題じゃないんだよ。」 「両親が大変そうだから自分は”大丈夫”を演じないと。」 「なんであんたは

      • 思考の監獄から飛び出そう!「ACT」脱フュージョン

        注意・本記事の執筆者は専門家ではありません。 ・本記事は精神疾患(適応障害)当事者が書いたものです。 ・必ず専門家が書いた関連書籍をお読みください。 ・本記事の内容は体験談及び書籍等の知識を執筆者自身が利用しやすくするために解釈したものをシェアするものです。専門性を担保するものではありません。 ・本記事の内容をご利用する際にはご自身の責任においてご利用ください。 ・「心」が辛い時は精神科や心療内科、カウンセラーなどの専門家を受診してください。 脱フュージョンの有効性(私談)

        • どこ?

          夢なのか、現実なのか どこ? お昼のチャイム音が私に入力される。 iPhoneの画面を確認する。 12:00 そのような情報が私に入力される。 悪魔と悪夢に襲われた私の精神は夢と現実の区別がつかなくなった。 いや正確に表現すると、区別はついている。ついているのだが、現実に私が存在していることが信じがたいのである。 手を動かそうと思えば動く。 これは誰が動かしているのか。 言葉を発しようと思えば発することができる。 これは誰が発しているのか。 壁に触ろうと思え

        存在の証拠

        マガジン

        • 精神疾患、それは突然に
          6本
        • 第3世代の認知行動療法「ACT」〜精神疾患当事者の視点から〜
          3本

        記事

          即興劇「悪夢」

          「また、悪夢」 今日も目を覚ます。 即興劇「悪夢」 午前1時32分。 心臓の鼓動と汗を感じ、目が覚める。 眠りについて程なく、今日も私は悪夢を演じているのである。 今回の悪夢は給湯器のボタンを押しても、お湯がでないのである。 これのどこが悪夢足り得るだろうか。 しかし、私にとっては十分に悪夢なのである。 適応障害を発症してから毎晩、何遍も悪夢を観る。 ある晩には同じ悪夢の繰り返し、またある晩にはいくつもの悪夢を。 我ながらよくもここまで悪夢を創り、演じられるもの

          即興劇「悪夢」

          心理的柔軟性?「ACT」が目指すもの

          注意 ・本記事の執筆者は専門家ではありません。 ・本記事は精神疾患(適応障害)当事者が書いたものです。 ・必ず専門家が書いた関連書籍をお読みください。 ・本記事の内容は体験談及び書籍等の知識を執筆者自身が利用しやすくするために解釈したものをシェアするものです。専門性を担保するものではありません。 ・本記事の内容をご利用する際にはご自身の責任においてご利用ください。 ・「心」が辛い時は精神科や心療内科、カウンセラーなどの専門家を受診してください。 人間は心理的な痛みを避け

          心理的柔軟性?「ACT」が目指すもの

          悪魔の囁き

          「お前は存在を持つべきではなかった」耳元で囁いてくるのである。 「仕事を休んでしまった」、「職場に迷惑をかけているに違いない」、「同僚がうつ病になったら私の責任だ」、「臆病者と思われている」、「もう職場に戻ることはできない」・・・ 延々と自責の念が続く。 それと同時に悪魔が囁いてくるのである。 「お前は何のために存在しているのだ」、「何の価値を会社に、社会に提供しているのだ」、「1日中横になっているお前は何の価値も提供していないだろう?」、「ほら、お前は誰の役にも立っ

          悪魔の囁き

          私は「ACT」でメンタルヘルスを持ち直した〜第3世代の認知行動療法「ACT」でのセルフケア〜

          注意 ・本記事の執筆者は専門家ではありません。 ・本記事は精神疾患(適応障害)当事者が書いたものです。 ・必ず専門家が書いた関連書籍をお読みください。 ・本記事の内容は体験談及び書籍等の知識を執筆者自身が利用しやすくするために解釈したものをシェアするものです。専門性を担保するものではありません。 ・本記事の内容をご利用する際にはご自身の責任においてご利用ください。 ・「心」が辛い時は精神科や心療内科、カウンセラーなどの専門家を受診してください。 思考が変えられない 適

          私は「ACT」でメンタルヘルスを持ち直した〜第3世代の認知行動療法「ACT」でのセルフケア〜

          天井、ベッド、壁、そして罪

          「仕事休めるなんていいな」そんな声が聞こえてくる 天井、ベッド、壁、そして罪 睡眠薬を飲んだ翌朝 「起き上がれない。」 そう、身体が重く起き上がれないのである。 まるで地球の重力が何倍にも膨れ上がったみたいだ。 「心」の疾患なのに「身体」が重い。なんとも理解しがたい状況である。 そして、私は上司に電話をするために震える手でiPhoneを手に取った。 コール音、いつもの同僚の声が聞こえる。 心臓の鼓動は高まり、脈を打つ。手の震えは身体全体に行き渡り、泪が出る。 今にも

          天井、ベッド、壁、そして罪

          精神疾患、それは突然に

          厚生労働省のホームページによると うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかる病気とされている。 また、2020年の厚生労働省の患者調査では 「精神及び行動の障害」に該当する患者数は約500万人とされている。 精神疾患、それは突然に 「病むやつは心が弱いんだよ」「気合いが足りてないんだよ、気合いが」「考え方の問題だろ」「うつとかただの甘えでしょ」「心の風邪なのになんで風邪で何ヶ月も休んでいるんだよ」「ネットとかのうつ病診断なんか誰でも該当するし、あんな病気は病気じゃ

          精神疾患、それは突然に