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存在の証拠

存在しているとはなんだ?

存在の証拠

誰が私の存在を証明するのであろう。

私がこの世に存在している証拠はどこにあるのだろう。

戸籍か。
家族か。
同僚か。

そんなもの、もしかしたらただの作り物かもしれないではないか。
私のただの空想に過ぎないかもしれないではないか。

そんな時、悪魔が再び現れる。
「お前は存在を持つべきではなかったのだよ。」
こうして悪魔はまた、私を痛めつける。

しかし、わかったことが一つある。
「お前は存在を持つべきではなかったのだよ。」
この一言で私の存在は証明されている。
皮肉にも私を痛めつける悪魔が私の存在を証明するのであった。

では、この悪魔の正体は何だ。

私の意識の中にいる者だ。

私の中にいる者とは私自身なのか。

まだ、わからない。

しかし、何かを掴んだ感覚がある。
この悪魔は何かを握っている。

私の意識の中で存在の証拠を残す悪魔との対話を深める必要がありそうだ。

怖いが一歩踏み出すしかない。






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