転職して実感した企業と特許事務所の違い
こんにちは。
私は、企業で新卒から約4年間勤務した後、特許事務所に転職しました。
今回は、各職場で働いて実感した違い(他方に比べて良い・良くないと感じた点)について記載します。
あくまで個人の感想なので、参考程度に参照いただければ幸いです。
なお、所属していた企業・特許事務所の概要は以下の通りです。
■企業
大手メーカー(設計部署に所属)
■特許事務所
大手特許事務所
■企業
特許事務所に比べて良いと思う点
幅広い業務を経験することができる
多様な部署と関わる機会がある(知見が広がりやすい)
製品について深く知ることができる
研修・教育制度がしっかりしている
福利厚生が充実している
特許事務所に比べて良くないと思う点
これまでのキャリアと無関係な人事異動もあり得る
プロジェクトが突然中止することがある(予算削減、トップ変更等により)
部署、担当製品によるアタリハズレが激しい
調整業務が多い
勤務地が僻地に偏りがち、転勤の可能性あり
■特許事務所
企業に比べて良いと思う点
複数企業の最新技術の知見を得られる
依頼〜完了までのスパンが短く、途中で中断することは稀
個人で仕事を進めやすい
調整業務が少ない
勤務地の選択肢豊富、転勤の可能性皆無
企業に比べて良くないと思う点
業務内容がルーチンになりがち
日常業務で関わりのある人は少ない
個人に仕事が偏りがち
研修がほぼない
福利厚生もほぼない
企業では、あらゆる角度から製品のことを検討し、社内外の多くの人を巻き込みながら業務を推進するところが楽しかったです。一方、意図しない異動や、顧客・社内の方針転換によるプロジェクト中断の可能性もあることなどは、難点かと思いました。
事務所では、複数企業、複数分野における最先端の技術について知ることができ、知的好奇心が満たされやすいと思います。一方、製品(開発)の一部分についてしか知ることができないことや、組織力の低さ(そもそも組織で何かをするということは重視されないように思います)などは企業に劣る点かと思います。
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