ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years
映画ノルウェイの森を観てから、ビートルズを聴くようになった。
歌が古いのに新しくていいなと思って聴いていたけど、この映画で若いときの動くビートルズをみて、かっこいいと思った。
熱狂的なファンが印象的だった。あの頃、今のファンとは違う命懸けの追っかけまでいたみたいで、叫んだり待ち伏せたり、そこまで熱狂できる心理が知りたくなった。
最近よくいるSNSでマウンティングし合うファンとは違うマニア。まあ最近のファンの方が、アーティストからするとありがたいと思うけれど…
彼女らの心理は、盲目の恋に似ているのかもしれない。特に片想いや終わりかけの盲目の恋。
自己憐憫…自分を自分でかわいそうだと思うこと。
自己憐憫という言葉がささった。自己憐憫の意識がないから、彼らにはカリスマ性があったと。彼らには、4人の賛成でグループのことを決めていた。自分の意思で決めることは、自信を持つうえで欠かせない。特に長期的な揺るがない自信を持つうえで欠かせない。
日本人には自己憐憫の意識が大きくありすぎる。だからカリスマ性がない。カリスマ性なんかなくてもいいけど、恐れないで新しいことに挑戦するのに必要なのがカリスマ性ではないか。
ただ、カリスマ性を持った彼らも、少しの言動から大きなバッシングを受ける。そして、謝罪会見を開く。
大人になったら彼ら。複雑になり万人受けから離れていく。それは、エゴではなく成長であり、その成長による孤立を恐れなければ、より深く愛されていくだろう。
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