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Day107.不確実な世の中において

おはようございます。
皆様の地域は台風大丈夫でしょうか。

夏休みも中盤ですが、台風による影響の一部です。

・Uタンラッシュ直撃、帰れない
・鉄道の計画運休
・飛行機の欠航
・道路の渋滞
・阿波踊りの中止
・乃木坂46の公演中止
…etc。

大分では18人が大谷渓谷でバーベキューをしていて
取り残されている様です。

天候は人がコントロールできないものです。
台風がきてしまったら仕方がないと諦めるしかない。
そこでもがいても、悔いても仕方がない。
予定を立てていても、思い切ってキャンセルするしかない。
今年しかこない夏であれば別ですが
きっと、来年も夏は来る。

台風が迫っているけれども予定を立てていた
ずいぶん前から準備していた。
お金を払ってしまっている。
休みも調整して合わせている。

キャンセルするべきか。

それでも人は行ってしまう。

なぜなら

正常性バイアス

要は”自分は大丈夫”って危険を過小評価する事です。
これは脳の働きなので誰にでも起こり得る事です。

どうせ台風っていつも近づいてくると
温帯低気圧に変わって”台風どこ?”ってなるでしょ。
台風といっても普通の雨とそんなに変わらないでしょ。
飛行機はダメでも電車は止まらないでしょ。
室内のイベントだから決行でしょ。

人はさ。

大丈夫って思いたいのです。

緊急地震速報だってなんども経験していると
誰しも「またか」って思います。
何度も続いて、いざ、震度7という警報が来ても
きっとそんな事はない、って思うのです。

北朝鮮が何度も短距離弾道ミサイルを発射しています。
これこそ、「またか」って思ってしまいます。

もし、”危険・緊急避難”というアラートが来ても
誰もが無視するんじゃないかな。

イソップ物語の「羊飼いの少年と狼」

少年は村人に狼が来た❗️って叫びます。
村人が駆けつけるが、狼なんか来ていなくて
少年は笑い転げます。同じ事を何度も繰り返します。
そして、ついに本当に狼が来てしまった。
当然、叫ぶ少年。
でも「またイタズラか」と思った村人は助けに来ません。

ここには2つの教訓がある。

◾️嘘つき(少年)は本当の事を言った時に信じてもらえない

◾️嘘をつかれた方(村人)は”正常性バイアス”にかかる

まさしく正常性バイアスを逆手にとった恐ろしい童話。

子供に教える時は少年・村人の両方の立場で
実際の災害と合わせて教えるのが効果的だと思う。

台風が来る❗️地震が来る❗️ でも来ない。
そしていつか、本当に来る。

世の中は不確実性に満ちている

想定外の事なんかたくさん起きます。
このnoteを書いている瞬間にも地震がくるかもしれない。

きっと地下ではエネルギーが蓄えられつつある。
でもそれはごくわずかな微妙な変化でしかない。
人は気づかない。

雨が降る、増水する。それも少しずつ。
まだ大丈夫だろう。防波堤もある。
でも深々と降る雨。高まる危険。
人は気づかない。

これはビジネスにも言える。
私はきっとクビにならない。会社は大丈夫。
10年後もきっと今と同じように仕事をしている。
そんなに世の中は激変しない。
人は気づかない。

変化はグラデーションで起こる

0が1になるような変化は起こらないと思った方が良い。
人は気づいてから初めて行動をおこす。
でもその時はもはや遅い。
ジワジワ忍び寄ってきた変化。
そうジワジワである。

いつのまにか大きくなっていた子供。
あんなに小さかった子供が大きくなっていた。
いつのまにかである。
その子供が成長した分、平等に時間は進んでいる。
私も自然も社会も変化しているはずである。

そう、気づかないだけ

世の中は不確実性に満ちている事を知る。
未来なんか予想できない事も知るべき。

変化はわかってからでは遅い

こんな世の中に対して
何でも準備して、保守的に行動していては
人生は楽しく無くなるのも間違いない。

最低限のリスク管理
人に迷惑をかけない事は大切だけれども

起きた事に対しては受け入れて
次に進む心の切り替えを持とう。

前進あるのみ。

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