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周りの音が気になりすぎる話 ~HSPというらしい~

音に対する敏感さが最近増すようになった。特に仕事中、周りの雑音が気になって仕方がないのである。最初(2年前)はくしゃみなどの比較的大きな音が気になる程度だったのだが、ここ最近は近くの話し声すらも集中を妨げる雑音に聞こえてしまうのである。そして、このような音が一度聞になり始めると、次も音によって妨げられるのではないかという方向に意識がいってしまい、どんどん目先の仕事から集中が離れてしまうのである。

私の場合は音に敏感であるが、人によってはそれが光だったり、視線だったり、感情だったりする。このように特定の事象に対して繊細である気質を持つ人のことをHSP(Highly Sensitive Person)というそうである。

以前、私はこの本を読んだことがあったため、自分自身をHSPだと認識して、自分の感情を受容することができた。この知識がなければ、苦悩し続けていたかもしれないので、大変助かった。

5人に1人がHSPの特徴を持っていると言われており、決してマイナーとは言えない気質である。にもかかわらず、これを認知できている人は少ない。なぜだろうか?

答えは簡単で、HSPの人は自分で主張しないからである。私の言葉によって相手を気付つけてしまうのではないか、自分以外の人間はそれほど気にしていないのではないか、などとあれこれ考えてしまうのもHSPの特徴である。考えた挙句、結局自分が我慢すれば解決すると思い、不満を自分の中に押し殺してしまうので、他人からはHSPを認識できないのである。

私も同様に、音が気になることを周りに言えていない。現状、うるさい環境を受容するという形でその場を乗り切っている。対策として、主に以下のことはやっており、一定の効果が得られている。

・ヘッドフォンをつける
・ノイズキャンセリングの音を聞く
・うるさい場所を離れる

しかしながら、周りの音によるストレスを抱えながら仕事をしているのが現状である。HSPだという認識はできたのだが、解決に向けた行動がHSPから抜け出せていない。

あなたの周りにもHSPは存在している。もしかしたら、あなたの気づかないところで苦悩しているかもしれない。それに気づくのは難しいかもしれない。しかし、HSPの特徴をあなたが理解しておくことで、潜在的な存在に気づくことができるかもしれない。

改めて、HSPに関する参考図書のURLを記載する。少しでも気になった人は、上記の本を読んで理解を深めてもらえると幸いである。

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