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好きな時間をノートに記しておくことのたいせつさー浅間牧場で気づいたこと

実家の母が来ていたので、3歳の娘と軽井沢をいくつか案内した。

そのなかで、訪れたのが我が家の行きつけ、浅間牧場。

浅間牧場のある北軽井沢は中軽井沢から山を越えて、車で20分ほど。標高が500メートルほど高いこともあって、体感温度も涼しい。好天に恵まれて、牧場は人出も多かったけど、それでも密にはほど遠い開放感。

何度も足を運んでいるので、娘は動物への餌やりも手慣れたものだ。

近くには、小川が流れているので、足をつけてみる。

数秒も浸かっていられないほど、冷たい。痛い。こんなに日差しが照り付けているのに。

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その後、少し山を登って、見晴らし台へ。

何度も訪れている、大好きな場所。

「観覧車見えるんだよ。ほら」

と、娘は、ばあばに解説する。

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(見えますか?)

そういえば、軽井沢に引っ越してくる前に何度も足を運び、拠点にしていたのは北軽井沢プリンスランド内の貸し別荘だった。その当時から、毎年、この景色を見ては感慨にふけっていた。

その夜。ほぼ日の5年手帳を開いた。

今年で折り返しの3年目。5年手帳を書き続けていると、自分がいかに変わっていないか(数年前から同じことを書いていて、それをずっと考え続けているかが手に取るようにわかる。笑)

2018年、ちょうど2年前の夏休みにも北軽井沢を訪れていた。そこで感じた気分が書き残されている。

「自然の中での生活 マラソン 読書 心地よさを感じる時間 それを日常にする」

夢をかなえる、願望実現……

そういうと、途端に重たいものになって、疲れてしまう。

けれど、自分が何を心地良いと感じるか、どんなことに人生の時間を使いたいかは、記しておいた方がいいと思う。忙しく生きていると、せっかくキャッチした心地よさもどこかに忘れてしまいがちだ。

別に必ず実現させなくてもいいし、目標にして毎日見る必要もないと思う。ただ、自分の心地よささえ、自分で分かっていれば、ざっくりと向かう方向はまちがえないはずだ。とくに、時代の変わり目、世間が色々と煽ってくる現代は、自分の考えと他人の考えの区別がつきにくくなる。そんなときこそ、時間を忘れる、大好きな時間を過ごす。自分にとって、浅間牧場の見晴台から見える景色は、何年も変わらない、自分の立ち位置確認の場所になっているのかもしれない。

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(北軽井沢はすこしずつ秋の気分)


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