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食と芸術と読書の秋の夜長(旧暦10月4日)

新暦10月31日 旧暦10月4日

本日はハロウィーンですね。その起源は古代のケルト人のお祭りまで遡りますが、この時期は日本各地で秋祭りが行われるシーズンです。

ハロウィーンが収穫を祝うことを一つの目的としていたように、秋深まって広葉樹の葉が散りだす今頃は、農家の収穫作業がひと段落してきます。僕がやっている自然農の田んぼも先日稲刈りを終えました。

秋祭りにはその年の収穫への感謝とお祝いとしての顔がある一方で、打ち上げ的な要素もあるでしょう。農作業が落ち着くまでは、お祭りしている暇がないというのも現実だと思います。夏の日が長い時間は農家は忙しいですから。

秋になって日が落ちるのが早くなると、外で作業できる時間は必然的に短くなって来ますから、夜をゆっくりと過ごせるようになり、いよいよ遊ぶ余裕が出てくるというもの。お祭りするなら寒すぎても困るので、この時期が何かとちょうど良いのでしょう。

我が家も大工仕事や畑の作業を切り上げる時間が早くなり、夕飯を食べるのもそれに連れて早くなって来たので、夜にゆっくりとした時間を取れるようになって来ました。

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食欲の秋は言わずもがなですが、そのゆっくりとした時間が、芸術の秋や読書の秋を生むのでしょう。

とは言っても、収穫したら終わりというわけではありません。

ここ二日くらいは小豆を剥いて選別したりして、結果的にだいぶ夜なべをしてしまいました。それで朝が遅くなって、日中の作業があまりできないという悪循環もあったり。でもそんなことも許されるおおらかさが秋にはあるような気がします。

今日は今日で夜な夜な柿の皮をむいて、干し柿にするつもり。

昨年は700個くらいこしらえましたが、今年はなり年ではなかったのでしょう、あまり柿ができなかったのでそんなに大変じゃなさそうです。

まあ、ゆっくりやりましょう。せっかくのスローな秋の夜ですから。





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