欧米で注目が集まる日本のスーパーフード「西尾の抹茶」

「抹茶」と聞くと京都や宇治をイメージされる方も多いと思いますが、愛知県西尾市の抹茶はこだわりの味で、地域ブランドの一つになっています。今回は、700年以上続く「西尾の抹茶」の魅力や、美味しい味わい方についてご紹介します。

今注目されている抹茶「西尾の抹茶」とはどんなもの？

愛知県の西三河地域に位置する、通称「三河の古京都」の西尾市では「抹茶」がこだわりの特産です。上品な香りと、まろやかな味わい。茶葉の濃い緑。宇治茶とは異なる、濃厚なコクと穏やかな旨味は、西尾の抹茶でしか味わうことができません。

この西尾の抹茶が生み出す豊かな味わいは、日光を遮って育てるこだわりの手法で生み出されています。抹茶に特化した生産地は、日本で唯一西尾市だけで、日本の抹茶の国内生産の20%を占めています。また、平成21年にはお茶の分野で初めて、特許庁の地域ブランドに認定されました。

日本のスーパーフード「西尾の抹茶」の健康効果とは

西尾の抹茶には、さまざまな健康効果があります。

テアニンによる抗酸化、肥満予防。

食物繊維による、便通改善、ダイエット効果。

ビタミンEによる抗酸化、老化抑制。

女性には嬉しいビタミンCやビタミンB群よる美肌効果。

カテキンによる、口臭予防、リラックス作用、抗ウイルス作用など、人間の体に必要不可欠な成分が豊富に含まれています、

現在は、西尾の抹茶の美味しさと、幅広い健康効果が注目され、欧米では気軽に飲めて美味しい「スーパーフード」として人気商品になっています。

西尾の抹茶を作る「てん茶」の秘密

西尾の抹茶が欧米で人気を集めている理由として「オーガニック」をベースに、「安心」「安全」な西尾の抹茶の生産者さんの声を欧米に届けたことがきっかけだそうです。欧米のスーパーでは以前のような「green tea」としての飲む抹茶ではなく、「macha」というブランドで食材としてスーパーに売られています。

品評会では全国的に評判が高く、質と味はダントツで日本トップの西尾の抹茶。西尾の抹茶から生み出される健康効果も、他のスーパーフードに引けをとりません。全国屈指のスーパーフードを生み出すことができている秘訣は、抹茶の原料である「てん茶」にあります。

西尾市の水捌けが良く、赤土の混じった地質を生かして栽培された「てん茶」は艶のある葉に育ちます。さらに、てん茶を原料とした西尾の抹茶は、茶葉を粉末状にした状態で飲むため、葉に含まれる栄養をそのまま取り入れることができるのです。そのため、西尾の抹茶は通常のお茶の持つ栄養素よりも、さらに多い効能を取り入れることができるのです。

「西尾の抹茶」の楽しみ方、効果的な味わい方

「西尾の抹茶」はスイーツとしても販売されていますが、市販の製品はどの程度抹茶の茶葉が使用されているのかわかりません。

ですので、ご自身で調理した方が「西尾の抹茶」の効率的な摂取ができ、健康効果を期待できます。茶葉の成分を健康効果として、発揮させるには「少量をこまめに飲む」ことが良いでしょう。カテキンなどの抹茶の成分は、2、3時間で血中からなくなるためです。1日に2、3回コップ一杯程度を摂取することが、おすすめの摂取方法です。そこで最後に、「西尾の抹茶」のアレンジ方法をお伝えします。

「西尾の抹茶」は和食、洋食、中華、和菓子、洋菓子、ドリンクなど幅広く料理のアクセントとして楽しむことができます。例えば、ソースと混ぜ合わせたり、野菜とあえたり、衣として揚げたり。普段の料理に「西尾の抹茶」プラスするだけで、献立の幅が広がり、さらにはヘルシーに食事を楽しむことができるのです。暑い時期におすすめなのは、抹茶とレモンのソーダです。

振るった抹茶をお湯で溶かし、レモン、グラニュー糖、ソーダを入れれば完成する栄養たっぷりな爽やかドリンクです。皆さんもぜひ、日々の生活に「西尾の抹茶」を取り入れて、健康的な生活を送ってみてください！