わが息子、おおものにつき。

むすこ3才はあいそが良すぎる。

人たらしである。良い意味だ。

自分以外は全員『おともだち』だと思っているのだ。

公園では初対面の子と手をつなぎ、

「その靴かっこいいね！」の一言で、10才も上の男の子もモノにしてしまう。

しゃあねえ、一緒に遊ぶか？と、よく小中学生のグループに混ざっている。母はドギマギする。

先日は高校生の女子に「かわいいおねえさん。一緒にあそぼ」　なかなかやりおるなこいつ。

数秒後には両手に花。

小さいおっさんが入っているのでは？と

時々背中のチャックを探してしまうのだ。

…

話はそれるが、気になることがひとつ。

最近の大人って、なんで子供の挨拶を無視するかね？

ここでいう『最近』は、若い人だけでない。

むしろ年寄りの方が無視。ガン無視。

こちらを見ているし、聞こえているのは確かなのに。

無邪気な子供のあいさつだよ。なぜなんだ。

挨拶って基本じゃあないか。

田舎暮らしだったから、狭い道で挨拶するのは当たり前だったし防犯でもある。小さい子供を連れていれば尚更。

そんな私を見て息子は挨拶を覚えてくれた。なのに10人に8人は無視。子供にどう説明したら良いのか。

最初の頃は「風が強いから声が聞こえなかったんだね」で済ませていたけれど、あまりにも無視してくるから息子がかわいそうになる。

まっすぐに私を見て、「なんで挨拶してくれないの？」と聞かれたらなんて答えるの？

挨拶が聞こえたら、返してほしい。

分かっていて目をそらしたり、よく分からない笑いでごまかされても悲しいだけ。

知らない大人からされたら驚くかもしれないけれど、相手は子供だよ？悪意なんてあるわけ無い。

子供にとっては、毎日が勉強。

何気ない散歩道だって立派な成長の場となる。

地域の方、少しは協力してくださいな。

これって私のエゴなの？

令和2年6月23日 食洗機の音を聴きながら