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マネージャーとして、目標の進捗確認と評価をする

こんにちは、デザインマネジメントファームCOLOGUEでデザインリサーチをしております藤井さとみです。前回マネージャー1年生のレポを書きまして、今回はもう少し「目標設定とその進捗確認」について書いていこうと思います。(実務ベースでの私はこうやってみています!の例ですので、こんなやり方あるよ!などあればぜひコメントで教えてくださいませ!)

このnoteでわかること

  • 実務ベースの目標設定後にマネージャーがどう目標に作用するか

  • 目標の達成度合いの報告の仕方(ライティング)

目標設定の立て方については、以下のレポを参照ください。この記事でお話しするのは目標設定後のすり合わせ方法です。

前提条件
目標設定後に、私は2週間に1度か月に1度くらいのペースで目標の進捗度合いを確認しています。私のチームの場合、目標は「定量的な目標」と「定性な目標」の2つを設定しており、主に定量的な目標の進捗をお伺いしていきます。
※目標は誰かがやらないと前に進まないような連帯的な目標ではなく、あくまで個人目標を設定しています。

進捗確認の流れ

①目標一つに対して、現在何%の進捗か聞く
②進捗が思わしくない場合、進捗を妨げているものは何か聞く
③進捗妨げるものを解消する

目標の進捗を妨げるもの

個人目標が進捗しない要因はさまざまありますが、大きくはこの2つの場合が多いな…と感じています。

①取り組む時間がない
②取り組む気にならない

①取り組む時間がない場合

案件を調整して、取り組む時間をつくります…それが難しいんですよね…。
なので案件調整が難しい場合は、今かかりきりになっている業務内で出来そうな目標に変更します。そのときに重要になるのは「目的(定性目標)」です。なぜメンバーが定量目標を立てているかというと、その目標を達成することで叶えたい目的があるからです。その目的が叶うような、業務内で達成できそうな目標を対話しながら発見します。

②取り組む気にならない場合

取り組む気にならないのは、そもそもメンバーが目標達成を(現時点では)強く必要と感じていないからかもしれません。必要と感じなくても目標達成できる(達成すること自体が楽しい)人も中にはいるので、そういった方は問題ありません。しかし、問題なのは必要に感じていない目標を達成することにストレスに感じてしまう方です。

まずは目的(定性目標)がその人にとってそもそも必要なものかどうかを対話で確認します。定性目標は「組織と個人の目指すところ」のすり合わせだと私は考えています。もちろん、マネージャーとしては組織の目指すことに沿った目的を立てて欲しくなると思います。しかし、それだけではメンバーのモチベーションにはつながらないので、組織と個人の目指すところのちょうど良い塩梅を見つけるのが、マネージャーの力量なのかもしれません…!まだまだ私も修行が必要です。

定性目標が問題なければ、今度は定量目標です。この2つが地続きに繋がっていそうであれば、単に目標が高すぎる可能性があります。
例えば「関連書籍を1冊を読んで内容を社内共有する」という目標があったとしたら「今後業務にあたって必要になりそうな本を10冊見つけてリスト化しておく」など目標を調整します。(メンバーの好きなことや気質を知っておくと、この定量目標のアイデアが出しやすくなるかもしれない…?)

目標達成の報告

弊社の場合は評価会議に向けて、簡単な文章で目標達成度合いをメンバーに報告してもらっています。私が主に報告文を見るポイントはこのあたりです。

①メンバーや部署を全く知らない人でも理解できるか
②所属組織に対するインパクトを論理的に説明できているか
③メンバー自身が忘れているアクションはないか

①メンバーや部署を全く知らない人でも理解できるか

報告相手はよく知っている上司ですが、だからと言って背景を必ず全員の上司が理解してくれるわけではありません。たとえ上司が変わったとしても正当に評価してもらえる方が誰に取っても良いので、報告スキルを高めていただくつもりで接しています。

わかりやすい文章をつくる方法は、単純なことです。5W1Hさえしっかり書けており、専門的な言葉を使わなければ大体伝わります(と思っています)。専門的すぎる言葉は変更や説明文をつけてもらうなど対応して、足りない情報は書き足してもらいます。

また、欲を言えば「規模感」もきちんと深掘りできるとなおわかりやすくなります。たとえばプロジェクトに何人の人が関わっていたのか、そもそもいくつのプロジェクトに関わっていたのか…数が不足している場合は、そこも質問して追記してもらっています。

②所属組織に対するインパクトを論理的に説明できているか

達成した目標が組織に対してどのようなインパクトがあるかは「評価」においては鍵になります。そのためもしその記述がなければ、目標がどのようなインパクトを起こしているかを書き足してもらいます。組織目標(ビジョンでも、事業部の目標でもOK)をメンバーと見ながら話し合うのも良いなと思っています。

③メンバー自身が忘れているアクションはないか

定量目標とは少し離れたところで、定性目標や組織目標に関わるアクションをメンバーがしていたら、それは追記をします。メンバーは報告自体に目がいってしまうことが多いので、ぐっと視野と時間軸を広く持って、忘れていることがないか確認するようにしています。(大変ですが、これを行うとメンバーは喜んでくださることが多いです!元気がでますよ!)

おわりに

今回の目標の進捗確認&達成については、まだまだ探索途中ですので、これからも引き続き良い方法を見つけて行けたら良いなと思っています。実務ベースでの私はこうやってみています!の例ですので、こんなやり方あるよ!などあれば、ぜひコメントで教えてくださいませ!
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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