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「ゴジラ×コング 新たなる帝国」大御所タッグによるGW喧嘩プロレス

感動のアカデミー賞からはや一月。
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」がいよいよ公開された。ゴジラ生誕70周年の今年。東宝も相当に気合を入れてるようで、GWは本作と「-1.0」を同時公開(-1.0に関してはAmazonで配信も)。TOHOシネマズ有楽町では本作のゴジラがお出迎え。精力的に写真撮影に応じていた。

庵野秀明、山崎貴の新解釈で緻密な殲滅作戦と人間ドラマが展開される本家日本に対し、アメリカはプロレス大乱闘に注力。良い意味でロジック無視のスタイル。本作はPR時点でIQが幼稚園児レベルまで低下の脳筋路線になってる事が示され、キングコングとのタッグをテンコジに喩える声が多かった。

で。本日見終わった訳だが。
まずは地下帝国の王だが虫歯のキングコング。抜歯の後で差し歯をつけてもらう。ある日、未開の地で弟分が出来るが、彼の故郷を支配するチンピラ、スカーキングに差し歯をコケにされ、そいつが操るシーモの冷却光線で片腕が凍傷に。

一方の地上の王、ゴジラ。格下怪獣達をシバき回すと共にスカーキング襲来を察知し、フランスの原子力施設を破壊し放射能襲撃。イタリアのコロッセオを寝床にする大迷惑欧州破壊ツアーを敢行していた。

負傷した腕を補助するパワーアームをもらったコング。共通の敵を持ったゴジラに共闘を持ちかけるが話を聞かないゴジラに一方的に殴られ、ブレーンバスターもされ、頭を打ったコングは流石にブチギレのタコ殴り。そこに現れた助太刀モスラ。ゴジラ叱られてションボリ。タッグ結成。

「♪今から一緒に、今から一緒に、殴りに行こうか」

チャゲアスが似合う。振り返れば奴がいる。

信じられないが、これが主なあらすじ
こいつらが暴れる程に人の命が塵の如く消える、愉快痛快なタッグバトルが展開。共にオスカー受賞の大御所のふたりが壊し、殴り、飛ぶ、走るの大暴れ。前作もそうだったが、序盤のコングと人間のパートが(人によって)間延びに見える溜めが大爆発するのが特徴。最後は怪獣プロレスで観客を笑顔にして帰らせてくれる。

なお他の感想を漁るとこんな声があったので紹介したい。

ゴジラvsガメラ。馬場vs猪木。天心vs武尊に匹敵する世紀の一戦。昭和の馬場vs猪木は新日本と全日本のトップ同士故に幻に。令和の天心vs武尊はRISEとK-1の間にRIZINが入って実現。東宝と松竹の間にワーナーが挟まれば、あるいは、、!!!
国境融解の先は東宝vs松竹の全面対抗戦だ。THE MATCH 202X。見たい。


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