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自分なりのアントレプレナーシップの話をサバイバル事業戦略論という名の研修でさせてもらった

このエントリーは2015年3月頃evernoteに書き残してあったメモを再掲載します。5年務めた会社を去る直前に最後に「佐藤研修」として何か話してくれ、と故i橋さんに頼まれたやったときに考えたことです。課題図書はピーターディールの本でした。

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来週の株主総会まであと一週間。4年以上にわたるモブキャストでの業務もあとわずかになってきました。最後の仕上げで、私にか伝えられないことを伝えてほしい、と人事本部長に言われて始めた、佐藤塾というか、その名も「サバイバル事業戦略論」と命名した研修が先日最終回でした。

この研修は最初は10人ぐらいで大学院のゼミみたいな形式でやろうと思っていたのですが、気が付けば、30人ぐらいが参加され、結局講義形式になってしまいました。どこまで伝えられたか心配です。

モバイルマーケティングのねっこの話から、事業責任者として、事業を立ち上げる、立ち上げた事業を軌道に乗せる、軌道にのせ事業を成熟させる、成熟した事業の中から次の成長軸・新規事業を作っていく話をしました。

経営陣に話す話というよりは、これから事業責任者や幹部候補になっていく人向けに「会社を斜に構えるのではなく前に向かって走ることは面白いんだよ」という思いが伝えられたらという部分と、体系立てて話すことを心掛けていたのですが、かなり独りよがりの話もあったのではないかと反省しています。

当たり前のことを書きますが、事業構築というか、仕事を前に進めていくうえで結局一番重要なのは「志」なのかなと思います。

正攻法で合理的に考えて物事を前に進めて物事がうまくいくほど単純なら、世の中もっと合理的な社会になっていると思うのですが、そうではないのが面白いところで、例えば我々のようなベンチャー企業の存在意義の一つだったりします。

物事がうまく前に進まない時や、合理的に進めてあと一歩とりなっているときや、逆にうまく進められてさらに圧倒的に勝つために、「志」はとても重要ですね。

一方で「志」だけでも仕事を大成させることは難しいと思います。上る山を決め、述べるメンバーを人選し、上手な上り方をしっかり体得した上で、強い「志」で上る。

給与とか損得勘定を超える高い目標や思いをもって挑戦すれば、得られるものも多い、ということぐらいは伝えられたのかなと思います。

自分なりには、これがアントレプレナーシップみたないものなのかなと思っています。

この記事は「投げ銭」記事です。ポジティブにお金が回る仕組みにしてみたいと思いました。記事をおもしろいと感じてくださった方は「投げ銭」をよろしくお願いします。