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びす男
2023年12月30日 10:32
※先にことわっておくと、僕らはサメとは触れあわなかった。モルディブでは人気のアクティビティのようだったが……。絶えず僕らを魅了し続ける、鮮やかな海に入ろうと思った。バトラーが送ってくれた案内をざっと見てみる。マリンアクティビティも、シュノーケリングのツアーを含めて多数揃っていた。ただ、豊富なメニューのなかにひとつ、ギョッとするものが。正式な名前は失念したが、「シャークなんとか」とか
2023年11月9日 20:09
▽パーティーに参加カクテルパーティーに招待された。それ、タダ?という不躾な質問に、バトラーは「タダ(complimentary)だよ」と即答してくれた。ならば参加しない手はない。僕らは多少着飾って出かけた。こんなケチな宿泊客でも、スタッフがバギーで送迎してくれる。パーティー会場は海岸に面した広場。日没を眺めながらシャンパンと軽食を楽しめた。写真を沢山撮ってぼんやりしていると、女
2023年11月6日 20:53
▽不都合なケガガラにもなく、はしゃぎ過ぎたのだろうか。到着してすぐ部屋の中を眺めて回っているとき、右足の親指を軽くケガしてしまった。扉の隙間に指を挟んでしまったのである。単純な切り傷・擦り傷と言うには少々深かったこともあり、僕はたまたま鞄の中にあった最強の絆創膏「キズパワーパッド」を貼った。日本の素人の応急処置というのは、9割方はこんなものであろう。しかし、ここはモルディブ。次はい
2023年10月27日 19:15
▽うやうやしい挨拶部屋で一息ついてから、島内を散策してみた。もちろん、どこをどう切り取っても画になるのだが……ブランコや大きなチェスなど、明らかに撮影向きのスポットもいくつかあった。僕らも撮ってみる。おぉ。見事な出来映え。旅行に合わせて、携帯をiPhoneに替えてよかった。旅の記録には欠かせない、心強い助手である。リッツのスタッフたちは、庭師や改修工事の作業員に至るまで、ゲ
2023年10月26日 20:58
▽歓迎の音僕らを乗せた船は、小さな出島のような場所に横付けされた。”Arrival Pontoon”という場所で、ゲストを迎える桟橋だった。下船すると、スタッフがおしぼりと爽やかな味のジュースをくれた。飲み干して気持ちを落ち着かせて前をみると、桟橋が島のほうへと伸びている。周りは美しい水色の浅瀬だ。あぁ、今すぐにでも飛び込みたい。もう一組の夫婦が、先に島の方へと歩いていった。橋
2023年10月24日 17:30
▽プライベートボート空港からリッツ・カールトンまでは、スピードボートで約50分かかる。乗客は僕たち夫婦と、もう一組、おそらく中国から来た夫婦だけだった。たった50分間の移動、しかしリゾートの体験はここから始まっている。船室は、小さなテーブルをソファが囲んでいる。完全なプライベート仕様に、否応なくテンションが上がる。提供された軽食には、おなじみのライオンのロゴが入っていた。そして
2023年10月22日 11:31
▽思わぬ連携モルディブのリッツでは本来、到着便に合わせてプライベートボートが用意される。ただ前述の通り、僕たちは到着時間が遅かったのでマレのシティホテルで前泊した。宿泊先はBooking.comで見つけた"Amina Residency"。リッツの系列でもなんでもない宿だが、驚いたことに、事前に連絡を取り合ってくれていた。「朝8時半に空港に行けますか。プライベートボートはその後に出
2023年10月17日 14:04
▽マレモルディブの首都・マレに着いた。時刻は夜8時前。マレ国際空港は、実際は首都の隣の島に位置する。「ヴェラナ国際空港」とも呼ばれ、飛行機の予約ではこちらの名称が使われることもある。無事に荷物を見つけ、1泊目は首都にある安めのホテルで過ごす。リゾートは時間いっぱい楽しみたいので、翌朝から滞在する旅程を組んでいた。空港を出ると、目の前に海が広がり、船がいくつか待機していた。空港から首
2023年10月17日 13:52
▽フライト11時間モルディブは、日本から計約11時間のフライトで着く。9時間余でスリランカの首都・コロンボのバンダラナイケ国際空港に到着し、そこで乗り継ぎ、さらに1時間半ほど。インドの南端からさらに南西の洋上に位置している。1200近い島々が集まり、まさに「観光立国」を体現したような国だ。「1島1リゾート計画」なる計画もあるらしく、すでに140島超がリゾート化されているらしい。ひと
2023年10月17日 13:19
見惚れてしまう景色だった。「青い空、青い海」という表現が、オーソドックスで端的かもしれない。しかし、そこに広がる青はさまざまで、豊かだった。浅瀬の白っぽい青、その奥で帯状にたゆたう鮮やかな青、遠方に見渡せる深みのある青……。それらが一瞬ごとに色を変え、日の光を照り返し、表情を変えてゆく。風もよどみなく、爽やかだった。日差しは強いが、日陰に入れば暑さを感じない。水平線をぼんやり眺めている