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神頼みだけするんじゃあないよ

体が不調すぎるので今回は短めです。

インフルエンザからの扁桃炎に罹ってしまったせいで初詣が遅れた。神社が好きなのもあって正月の時期でなくなっても毎年行くようにしている。

今年は友人と栃木県にある足利織姫神社へ。


外観が綺麗なのと、名前が可愛いという安易な理由で決めたため、縁結びの神様を祀っていることは後に知った。

229段の階段をヒィヒィ言いながら登る。この時期は特に季節の花などはなかったが、晴れていたおかげで社殿は色鮮やかに見えた。

なのに疲労のせいで撮影するのを忘れ、そのままお賽銭、お参りをしておみくじを引いた。末吉だった。当たり前に結んだ。写真はサムネのものしかない。

三が日をとうに過ぎていたためか、そこまで人はおらずすんなり終わった。七色の鳥居を潜って降り、呆気なく初詣は終わった。

その後、ノリで両岸山がある公園に行き、ノリでハイキングという名の登山をした。ちょくちょくすれ違う人たちはガチ登山の格好をしていたから、完全にアウェイだった。

しかもなかなかに山頂までが長い。調べたら251mあったらしい。多分1時間以上はかかっていた。ちゃんと準備して来るべきだなとまたヒィヒィ言っていた。

山頂には足利城跡があり、神社もあった。着いた時には達成感が満ち満ちていた。お参りをして即下山。

景色は綺麗で着込んだ私服の暑さをかき消すくらい心地いい風が吹いていた。


上りが過酷だった分、下りはそこまで時間がかからなかったように思う。

途中、スマホを操作しているおばちゃんとエンカウントした。写真を撮っているのかと思い、軽く挨拶をして前を通らせてもらった。

すると、「どこから来たの?」と話しかけられ会話することに。おばちゃんは登山が趣味で様々な場所へ出向き、楽しんでいるらしい。

普段は午前中に来るそうだが、今日は午後になって急に来たくなって登ったとのことだった。午後は片手で数えられるくらいだけ。

「写真見せてあげる!」と言って見せてもらった画面にはマチュピチュの景色と楽しそうに手を挙げるおばちゃんが写っていた。まさかの海外進出までしていた。

あとは水面に浮いている場所で生活する村での現地の衣装を着ている写真も見せてもらった。行動力がありすぎる。体力も私より数億倍ある。

おばちゃんは「ここの山(両岸山)に登って良いことが沢山あったから、すれ違った人と話す時には『良いことがあるよ』って言うようにしているの。だから良いこと、あるわよ〜!」と笑顔で言い、颯爽と降りて行った。

滅多にあの時間に来ないおばちゃんと、たまたま栃木に初詣に来た私たちがエンカウントした時点で良いことだろうと思う。

「良いことがある」の言葉は会話の中で何回か出てきた。具体的に何があったのかは聞かなかったが、良いことは起きてほしい。

「神頼みだけじゃないけどね、自分が頑張っていたら見ていてくれるから」と言っていたことが印象に残った。たしかにそう。今年は明確な目標があるから行動して達成していきたい。

とはいえ、2024年に入ってから体調を崩しすぎている。去年に健康のお守りを買ったのだが、コロナに罹ったくらいだった。お守りは一年で効果が切れると聞いたことがある。去年のいつ買ったかは忘れたが、年が変わったからもう切れたのか?と思うほどに初っ端から不調続きだ。初詣では買わなかったから今度買いに行く。絶対に。

もう少し織姫神社を楽しんだら良かったかなと思ったけれど、そうしていたらおばちゃんに出会えなかった。縁ってやつだ。

ちなみに、『縁結び』というのは良縁を結ぶことであり、悪縁は切られる。だから「縁結びの神社に行ったのに結ばれなかった」というのは、その人とはいずれ切れる縁だった、ということらしいですよ。

読んでいただきありがとうございました。
また来週!

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