読書感想文#20 コンサルが一年目に学ぶこと
○今日の本
こちらもキンドルで無料で読めたので手に取りました。
○内容メモ
1.
なぜ、結論ファーストが求められるのか?
→短い時間で相手に物事を伝えられるから。
すぐに答えられないような質問をされた時には、考える時間をもらって、少し時間をあけてから回答をするようにする
何事においても、PREPを意識して行動をするようにする。
Talk Straight
→駆け引きをしようと考えることなく、物事を簡潔に端的に話すことを意識する
質問に対して端的な回答をしていくことによって、なぜなぜん分析ができるようになる
何かできないことがある時には、それができるような方法を提案するようにする
動かしようのない数字で物事を語ることしかできない。
→経験がなければ、事実である数字に注目する
クライアントが感覚的に把握している問題を実施に数字に落とし込むことによって、証拠を作成し、相手を納得させる。
事実は封殺されない。
変えようのない事実を相手の目の前に叩きつけることによって、納得させる
→この時、自分でしか数えることができないようなデータにこそ、意味がある
どんな言語であっても、論理と数字は武器になる。
→文脈を知らなくても内容を理解することができるローコンテクストな議論
感情より論理を優先させる。
まず、論理がしっかりしていない段階で感情を優先させても相手は納得しない
相手はその分野に関して全く理解していない、という前提で話をする
日本人の無言は無理解の証
相手の反応から理解度を察知する。大抵の場合、相手は理解していない。
クライアントの土俵にのっとり、相手に合わせて伝えることが必要。
社内用語、社外用語を明確にし、相手の使う言葉に合わせてコミュニケーションをとる。
相手の期待を超え続けることによって、相手からの信頼を獲得して次の案件につなげる
相手が求めていないことに対して時間を使っても意味がない。
それに対して、相手の期待値を下げるコミュニケーションも存在する。
上司からの指示も常に超えていこう。
相手の説明の中で、曖昧な部分を補い、自分なりの仮説を立ててコミュニケーションをとることが必要。
2.
考え方を考える。
まずは大きな設計図を書いて、その後に細部に落とし込んでいく。
ロジックツリーを活用し、それぞれの物事の重大さを考えていくことによって、捨てる選択肢を決定することができる。
毎日決まった時間に目に入ったものでロジックツリーを立てる練習を行う
事実と解釈、アクションの3つを区別する
事実と、それに対する自分の意見、意見を踏まえてそれをもとにして自分がどのような打ち手を考え、なぜそのうち手が有効であるのかを考えたことを相手に伝える必要がある。
リサーチは仮説とセットで行う
仮説→検証→フィードバックのループを回す
仮説思考で意思決定をしていれば、仮説を立ててあらかじめ結論を持っておくことによって、現実において不測の事態が発生した場合においても仮説に従って迅速に行動をすることができる。
ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく、考えること。
自分の意見を保つためには、詳細な情報に触れる前に自分で1分でも良いから考える時間を設ける必要がある。
間違えることを恐れず、正解を覚えようとすることはしない。
情報をたくさん集めて武装をするのではなく、ほんのわずかな本質を抽出し磨き上げることが必要
3.
議事録とは、
決定事項や確認事項を関係者に確認することによって決定をするためのもの
その決定事項を後日確認できるようにするためのもの
進捗管理をする際には、誰がいつまでに、具体的に何をするのかを明確に決定する
4.
クライアントのために行動する。
時間はお金である。
早い段階で物事が進んでいるかどうかの指針を決める
→時間をかけて完璧なものを作ろうとしない
相手の役に立つものを作る
感想
コンサルタントとしての働き方を再度見直すことができました。
昨年就活をしている際に、コンサルタントという働き方に対して納得できない点を抱えていた時期もありますが、今では、クライアントのためになる働き方を追求できる仕事であると感じることができています。
また、コンサルタントに求められていることは、限られた時間の中で欲しいアウトプットを出す、ということであるので、働くということの本質を捉えていることにも近いと感じました。
感覚に頼らない。
信じることができるは、数字だけ。
事実を武器としてコンサルタントは活動している。
それに対して価値を感じているから、クライアントは報酬を支払う。
そういう構図も理解することができました。
無駄は徹底的に省かなければならない。
ショートカットキーなどは一度覚えて仕舞えば、それで十分。
それ以上のことは求められることもない。
であれば、早いうちに習得してしまえば良い。
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