3歳の娘、「別れ」を知る

幼稚園にプレで通う娘ですが、

小規模かつプレということもあり、同級生も10名弱です。

その小さな小さな世界で、娘は戦っているらしいのです。

まぁ簡単に言うと、同級生に意地悪な女の子がいるそうなんですが。

その意地悪な「ゆかちゃん(仮名)」の話を毎日してくれます。

・いきなり叩かれた

・おもちゃをとられた

・すべり台に割り込まれた

などなど…

うちの娘は、少しのんびりしているタイプなので、からかいの対象になっているのかも。

この場合、「言い返せ」だの「やり返せ」だの言ってもいいのか？？

よっぽどひどいなら、面談の時にでも先生に相談するか？？

私と嫁の間で議論が交わされますが、答えには至らず。

娘かわいさが余り余っている私にとっては、

乱入しかねないところまで来ていたのですが

進展がありました。

「ゆかちゃん(仮名)が転園するらしい」

嫁が何ともいえない顔で、私に伝えてきました。

私は「よかったやん！」と返しましたが、どうもおかしい。

事情を聞くと

娘が泣いていたというのです。

意地悪だった同級生がいなくなるのに？

娘に聞いてみました。

「だって、ゆかちゃんが、最後のご挨拶で『さみしい』って言ったから。」

私は少し恥ずかしくなりました。

3歳だから、親が何でもしてあげなければならない。

確かにそれは真実だと思います。

しかし、娘はしっかりと自分で考え、涙を流したのだと思います。

実際に娘がどの程度「別れ」について認識しているかはわかりません。

ただ、確実に言えるのは、娘が１つ成長したということです。

父親として、そして教員としても勉強になりました。