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理念一新プロジェクトの全貌をご紹介します!〜背景からプロセス、完成まで〜

みなさま、あけましておめでとうございます!(遅い)
タウンWiFiで組織改善に励むのんにゃんです。

2022年です…!早いですね。
先日、東京では積もるくらいの雪が降りました。

実は去年、半年ほどかけて理念周りを一新しました。今日はその背景や、やり方をご紹介しようと思います!
長くなりそうな予感しかしませんが、ぜひ最後までお読みくださいね!

理念を一新した背景

私が2021年の3月にジョインしたタイミングで組織編成があり、「パートナー満足チーム」(現:パートナープラットフォームチーム)が新たに作られました。簡単にまとめると、パートナー(従業員)を第一に思い、働きやすい環境を追求するようなチームです。

社長の荻田さんもいるチームではあるのですが、リーダーを私がやることになり、さて、どこから手をつけようかと考えた時に「そもそもどういう組織にしたいかが定まっていないと、何もできないのでは…」と思ったのが、一番最初のきっかけだったように思います。

2019年頃に決めたミッション、ビジョン、バリューが弊社には存在していたので、それとは別に組織自体のミッションやビジョンのようなものが必要だと思ったのです。
どういうことかというと、当時の弊社のミッションは「通信のバリアを取り除き、全ての人がインターネットを自由に利用できる時間と場所を作る」でした。これは会社のミッションとしては良いですが、これだけだと組織としてはどのような状態を理想とするのかが、まったく見えてこないと思います。組織構造はフラットかヒエラルキーなのか、どのような人材が適切なのか、パートナーにはどうなって欲しいのか…このような組織戦略を検討するための目標がない状態です。

そこで、当時の理念を元に作ろうと試みたのですが、そもそも2019年当時とは会社の向かいたい方向が変わってきているとのことだったので、それでは会社自体の理念から一新しようということになりました。

コンサルを入れるか入れないか

まずはコンサルを入れないことを想定し、情報収集を始めました。
すると、「ミッション」や「ビジョン」にはさまざまな定義が存在するではありませんか…!一体どれが正解なのかとかなり頭を悩ませました。

そこで、個人的に行き着いたものを紹介させてください…殴り書きで恐縮です。

言葉にすると、こんな感じです。

企業として、世の中にXXX(=Mission)する使命を抱え、△△△(=組織Value)の価値観で行動して▲▲▲(=事業Value)の価値観が宿る事業を作っていくことで、将来は○○○(=組織Vision)のような組織で●●●(=事業Vison)のような事業を作り上げ、企業として◉◉◉(=Vision)になる!

分かりやすいようで分かりにくいですね…。平たく言うと、私が必要だと思っていた組織ビジョン(理想とする組織像)があるならば、事業ビジョンもあるのが必然であり、それはバリューにも言えることである、といった具合です。

ちなみに、一般的に「ビジョン」というと「実現したい世の中」を指している場合と「なりたい会社像」を指している場合があるので要注意です。どちらが正解不正解というわけではないようですので、それぞれ据え置きたい方を決めたらいいのだと思います。

しかし、お分かりでしょうか?これほど定義が曖昧なものの定義付けから始めなければならない過酷さを…!このあたりからじわじわ不安が募って参りました。が、一旦そのまま走り始めます。

まず、理念を作成するプロセスとして、こちらの記事が一番良さそうだったのでこれに乗っ取るかたちでスタートしました。

第一回として、上記記事内に記載のROUND1とROUND3をやってみたのです。

3時間ほどオフィスで話しホワイトボードに書き出しました。録音もしておいたのが後々になってよかったので、やる際はぜひお忘れなく。

▲創業の経緯

ここまでやってみて、コンサルにお願いする判断をしました。話し合うのはいいけれど、本質を引き出すことや、そのまとめ、さらに言葉の磨き上げなどが社内では困難だと思ったからです。

色々なところにお話を聞きましたが、最終的には先ほど挙げた記事を書かれていた株式会社パラドックスさんにお願いすることに決めました!

理念作成のプロセス

さて、まずは弊社内でプロジェクトメンバー決めが必要です。弊社は何事においても本人の「やりたい」を尊重するので、全パートナーから募集をし、手を挙げた4人で作っていくことにしました。

それからはパラドックスさんにお願いしたいので、基本的にはこちらの記事の流れと相違ないですが、弊社ではプロジェクトメンバーだけではなく、全パートナーの意見を聞きながら決めていきたかったので、セッションの間に【振り返り会*】を適宜入れていきました。
(*月末に行う全社会議のことです)

パラドックスさんと弊社プロジェクトメンバーでのセッションは全7回で、それぞれ3時間ずつです。始める前は「3時間は長いな…」と思いましたが、やってみると本当にあっという間でした。
セッションの間隔は2週間以上空けるのが良いとのことで、こちらもはじめは「もっと詰めてやってしまいたいな…」と思っていましたが、実際にやるととてもちょうど良かったです。この期間に頭がリセットされて、客観的に前回のセッションを振り返ることができました。

セッションの進め方

各セッションではパラドックさんがファシリテートをしてくださり、プロジェクトメンバーがそれぞれ個人で考え、それを発表し、ディスカッションし、まとめていくといった流れでした。

以下簡単に全てのセッションの概要をお伝えします。

DAY1

  1. 「ミッション」の方向性考察

    1. 「創業の経緯」の写真と録音をパラドックスさんが確認し、ミッションの方向性となる案を考えてくださいました

    2. その案について、どれが近いか、どの言葉が好きか、など一人ひとり考えて発表しました

  2. 「あえてやらないこと」「あえてやること」を考察

    1. タウンWiFiらしさを言語化するため、それぞれが考える弊社ならではの価値観や制度などを書き出しました

    2. 社外 / 社内両方の観点から考えました

  3. 「世の中の課題・要請」を考察

    1. タウンWiFiが解決しうる、世の中が抱えている課題は何か?を書き出しました

  4. 「あえて嫌われたい顧客」「あえて好かれたい顧客」を考察

    1. 誰に対してサービスを展開したいのかを具体的に言語化していきました

▲個人ワークは付箋
▲模造紙に貼りながら発表しました

DAY2

  1. 「ミッション」の再考察

    1. 前回決めた方向性をもとに、パラドックスさんが言語化してくださいました

    2. いくつか案をもってきてくださったので、それを各々思ったことを書き出しました

    3. この時にまとめた仮案「日常の違和感に向き合い、仕組みで解決し続ける」は最終的に決まったミッションとすでに非常に近しいものでした

  2. 「未来年表」の作成

    1. この先、世の中やタウンWiFiがどうなっていくのだろうということを想像していきました

  3. 「ビジョン」の考察

    1. パラドックスさんの定義するビジョンは「実現したい未来」であり、「どういう会社になりたいか」ではない

    2. ミッションの仮案をもとに、どのような未来を実現したいかを考え、発表していきました

▲ミッションの再考察
▲未来年表

第一回振り返り会

  1. 「ミッション」に対する意見出しのグループワーク

    1. 全社でいくつかのグループに分かれ、ミッションの案について議論してもらいました

    2. オンラインとオフライン両方での参加者がいたので、オンラインはオンライン同士でグループとしました

  2. 「日常の違和感」を書き出す

    1. ミッションとして手堅かった「日常の違和感」をキーワードに、それぞれが感じたことのある違和感を書き出し、発表してもらいました

DAY3

  1. 「ミッション」の再々考察

    1. 振り返り会での意見を踏まえ、改めて感じたことなどを共有しました

  2. 「ビジョン」の再考察

    1. パラドックスさんが言語化してくださった複数の方向性となる案をもとに、個人ワーク→発表→ディスカッション

  3. 「バリュー」の考察

    1. 顧客に約束する価値・社員に約束する価値が一体どこにあるのかを考えていきました

▲付箋に書き出したものや会話の内容をこのようにまとめてくださいます!感謝!

DAY4

  1. 「ビジョン」の再々考察

    1. 方向性を固めていきました

  2. 「バリュー」の再考察

    1. バリュー案を提示いただき、それについてディスカッションしました

▲ミッションとビジョンの繋がりが分かるようディスカッションの内容をまとめていただきました

第二回振り返り会

  1. 「ミッション」の共有

    1. ほぼ完成したミッションをみんなに共有しました

  2. ビジョン考察に向けた「未来年表」の作成

    1. これからどんな未来が待っているかについて、グループワークを行いました

    2. 全員オンラインでしたが、zoomのブレイクアウトルームを活用し、問題なく遂行されました

▲パートナーから出てきた未来予測(一部)

DAY5

  1. 「ミッション」の再々々考察

    1. ほとんど完成はしている状態だったので、最後に言葉尻について改めて考えたり、ディスカッションしたりしました

  2. 「ビジョン」の再々考察

    1. 前回固めた方向性の中で、ビジョン案を作成いただき、それについて個人ワーク→発表→ディスカッションしました

  3. 「バリュー」の再考察

    1. 前回のディスカッションからブラッシュアップしていただき、さらにディスカッションをしていきました

▲ビジョンの方向性が定まり、言葉について議論しました

DAY6

  1. 「ストーリー」の考察

    1. ミッションやビジョンがどのようにつながっているのかが文章で伝わるようなストーリーを作っていただき、それについてディスカッションしました

  2. 「バリュー」の再々考察

    1. そもそもバリューを「提供価値」とするのか「価値観」とするのかを改めて考えました

    2. 結論としては「価値観」とすることにしました

▲決まっていたはずのミッションについて、
差し込みで再度ディスカッションをさせてもらいました
▲バリューにどのような言葉がいいか出し合いました

第三回振り返り会

  1. 「スピリット」の検討

    1. いわゆるクレドや行動指針と呼ばれる「スピリット」について、ゼロベースで全パートナーから意見を募り、グループでディスカッションしてもらいました

▲各グループから似たような内容が出てきました◎

DAY7

  1. 「スピリット」の再考察、調整

    1. 運用方法も検討しつつ、一つ一つのスピリットを考察していきました

    2. 結局、難航してしまったのでプロエクトメンバーで何度か議論を重ねていきました

完成した理念はこれだ!

ミッション・ビジョン・バリュー

ストーリー

行動指針

おわりに

今回は、半年かけた理念一新プロジェクトの背景とプロセスに焦点を当てて書かせていただきました。それぞれについての思いについては、また別途ご紹介できればと思います。

たくさん時間をかけて、考え、議論し、言語化していくプロセスは、自分のや会社、そしてパートナーに真正面から向き合い続けるため、しんどい場面も多々ありました。
それでも、今後の信念として立ち返ることのできる「絶対的な安心」を手に入れることができたと感じています。
これから何をやっていくかを考える上でとても頼れる指針なので、この理念を元にパートナーのみんなで頑張っていけると思います。

ひとまずはコーポレートサイトの刷新や、行動指針カードの制作に取り掛かっていますので、こちらも完成したらご紹介させてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。何か参考になりましたら、幸いです。

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