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”人事”のチーム名の変更に際し、「組織」とは一体何かという問いにもぶち当たるハメに…

みなさんこんにちは、組織改善に励むのんにゃんです。

人事や組織周りのチーム名は会社によってバラバラな印象がありませんか?これはおそらく、近頃チームの役割や存在自体が急激にアップデートされてきたからだと思います。旧来の守りの人事のような立ち位置は崩壊しつつあり、攻めの人事であり、企業にとって重要な存在であることが認識されてきたのです。

🔻こちらの記事で会社におけるチーム名の違いがお分かりいただけると思います。参考にさせていただきました。ありがとうございました!

弊社には大きく分けて3つのチームから成り立っています。

・ユーザー満足チーム
・クライアント満足チーム
・パートナー満足チーム

それぞれを満足させるためのチームとして名前がつけられていました。私は組織改善をしているので「パートナー満足チーム」です。

しかし、今年の3月に入社し仕事を進めていく中で「エンゲージメント」という概念に出会ったきっかけもあり、組織にまつわる仕事は決して「パートナー(社員)を満足させる」ためにあるわけではないのではないか、という思いがどんどん強くなっていきました。

会社からパートナーに何かを与え続けて満足してもらう、という組織の役割はかなり古いもので、組織というのは一人一人とともに作り上げていくものだと考えているからです。

1. 実体を改めて考える

少々複雑なのですが、パートナー満足チームの中には2つのチームがあります。俗にいう「部」と「課」のようなものです。

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上記の一番大きな円が「パートナー満足チーム」、その中に「組織改善チーム」と「バックオフィスチーム」があります。

そこで改めて、二つのチームの目的や役割、そして関係性を考えていきました。

1-1. 組織改善チーム

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組織改善チームには現状このようなロールがあります。組織構造や評価・報酬制度のようなハード面から、心理的安全性やオンボーディング、パートナーづくり(採用)などのソフト面など多岐にわたります。

これらが何のために存在するのか、つまり、何のために組織を改善するのかというと、理想の組織像を実現するためです。何やら当たり前のことを言ってしまっていますが、「いい組織」になるためではなく、あくまでも弊社としての理想を実現するためだと思いました。

では、弊社にとっての理想の組織像は何かというと「一人ひとりが納得して働ける、自律協調型組織」としました。

「一人ひとりが納得して働ける、自律協調型組織」とは?

一人ひとりが違和感を溜めず、あらゆることに納得している状態で働くことができ、納得した仕事を自ら推進することができ、苦手なこと/できないことがあればパートナーに任せたり、意見やアドバイスをもらいながらより良い結果を生み出していくことができる組織のことである。

これに関しては、ちょうど会社でミッションやビジョンを3ヶ月かけてがっつり作り直したものと密接に関係しているのでまた別の記事で詳しくご紹介できればと思います。考え方としては「ミッションを最も遂行しやすい組織とはどういうものだろうか」を基点にしました。

まとめると組織改善チームは「一人ひとりが納得して働ける、自律協調型組織」の実現を目的として組織を改善していくチームとなります。

1-2. バックオフィスチーム

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バックオフィスチームはご覧の通り、総務・労務・法務から成り立っています。

パートナーを法的に守る手続きを行なったり、煩雑な手続きをパートナーの代わりに担ってサポートしたりしています。

つまりバックオフィスチームはパートナーを法的に守り、サポートしていくチームということになります。

組織改善チーム:
「一人ひとりが納得して働ける、自律協調型組織」の実現を目的として組織を改善していくチーム

バックオフィスチーム:
パートナーを法的に守り、サポートしていくチーム

1-3. 二つのチームをまとめるとつまり・・・

「組織」とはつまり企業にとってどういうものなのかという問いにも通ずるのですが、ここで一つ例えたいと思います。

企業をシェアハウスに例えてみます。パートナーが皆一つ屋根の下に住み、その上で事業をしているとしましょう。

組織とは、まさに「家」のことだと思います。最適な立地や間取りを決め(組織で言うとハード部分)、大家と契約を交わし、共用部のルールや人間関係を整備することで、ストレスなく”仕事”に向かうことができるようになるのではないでしょうか。

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シェアハウスでの共同生活に例えると「家」、つまり土台を整備し、パートナーのあらゆる体験を設計することこそ、このチームの存在意義だと腹落ちさせました。

2. チーム名を考える

色々考えたのですが、特に最後まで私の中で残り続けた二つをご紹介します。

2-1. 「PXチーム」

一つ目は「PX(パートナーエクスペリエンス)チーム」です。EX(エンプロイーエクスペリエンス)という言葉があると思うのですが、それをもじったものです。

パートナーが組織で働く上での体験を設計し、支えていくという意味であり、汎用性の高い名前だと思います。

2-2. 「パートナープラットフォームチーム」

二つ目はこちらです。少々、いや、かなり長いのが気になりますが、”組織は土台”である概念を全面に押し出した名前です。

みんなを満足させるのではなく、みんなが働く土台を整え向上させていくためのチームであることが分かりやすいと思います。

2-3. 決めたのは・・・

即決力が取り柄の私なのですが、地味にこの二つで迷ってしまいました。

PXの方が汎用性が高く、言葉も短いので使い勝手が良さそうなのに対し、パートナープラットフォームは長すぎて言いにくいのではないか…

チームのパートナーや他チームのリーダーにも意見を聞いたのですが、半々くらいで余計に迷うサイクル…(両方とも好評だったのは嬉しいものの…

PXってちょっとかっこいいしな…という捨てきれない思い…

しかし、我々のチームはみんなにお膳立てしたりだとか、喜ばれる何かを与えたりだとかするチームではない、ということをより認識しやすい名前にしたいという思いがとても強くありました。

なので「パートナープラットフォームチーム」に決定することにしました🎉

まだ言い慣れないし、長くて困る場面も少々あるのですが(「PPチーム」と省略することもありますが)、チームの実体を簡潔に言い表すことができたと満足しております◎

おわりに

チームの命名は、自分の子供の名前をつけるようなもので、どういう存在になってほしいかという思いが込められていた方が愛着も持てるし、存在意義も分かりやすくなるなと改めて感じました。

ちなみにのんにゃんの本名は「望未」で、「未来に希望をもって」という意味が込められていますキラキラ〜✨✨✨

それではまた次回の記事でお会いしましょう!お元気で!


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