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人材業界は激務?~人材派遣編~

こんにちは。
会社員つつおです。

ここしばらく仕事関連の更新がなかったのでたまには書いてみる。
前職では人材派遣と人材紹介の両方に携わってきた。

これから人材業界を目指す方に向けて、
今回は人材派遣について。



人材派遣とは

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そもそも人材派遣とは何か。

それは労働者派遣法によって「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることを業として行うこと」。

ちょっと分からないという人の為にざっくり解説すると
登場人物としては以下の3者。

①派遣会社
②派遣先
③派遣労働者

①が②に③を送り込むということ。
③は②の指示に従って勤務する(指揮命令)。

お金の流れも簡単に説明すると

派遣会社からは派遣先に対して派遣料金を請求。
派遣会社は派遣料金の中から派遣労働者へ給与を支払い、残りが利益となる。

例えば派遣料金が3,000円/時で支払い給与が2000円/時だとすると、派遣会社の利益は1,000円/時(粗利率33%くらい)。


よく派遣会社が支払給与を抑えて、利益率を高くしているのを揶揄して「ピンハネ」とか言われる(^-^;)

ただ派遣会社も利益の中から、派遣労働者の社会保険料や有給休暇の給与支払いを行ってるので、丸儲けとはいかない。


営業とコーディネーターの役割

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派遣会社の社員は大きく営業コーディネーターの2つに分けられる。

営業は企業に対して「派遣労働者の受け入れどうっすか?」とひたすらテレアポや飛び込みを行って派遣先を開拓する。

コーディネーターは自社に登録にくる派遣労働者の希望条件を聞いて、案件を案内する。


労働時間はどちらも長めと言われる事が多い。

労働者と連絡つくのが仕事終わり(18時以降)とか、仕事後のフォロー対応や契約書類の作成、また単発系の派遣を扱っている会社だと「明日の勤務者が決まっていない!」「急なキャンセルが出てしまった」という対応で終電まで鬼電しまくるとかで遅くなりがちなんだと思う。


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勘違いしてはいけない事


よく人材業界を志望する理由に

・人に寄りそう仕事がしたいから
・誰かの人生に関わる仕事がしたいから

というのが挙がってくる。
私も同じような理由で人材会社に入社したし、実際そう思えた。


ただ、上記のような場面は一部であるという事を理解しておかなければ、入社後に苦労するかもしれない。


相手は「人」である。


「今日も仕事頑張ります!」みたいな人ばかりではない。

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あるだが

・勤務前日/当日にバックレる
(音信不通になる人もチラホラ)

という事に直面する。
しかもその責任を取るのは派遣会社である。120%派遣労働者に問題があったとしても、派遣先からしたら「そんなの知らんわ!」という事で、めちゃくちゃ言われることもある(笑)

その他にも

・派遣先の物品を壊した
・派遣先の物品を盗んだ
・派遣先の指示を聞かない
・勤務中にサボっいてる


逆に派遣労働者側からも

・派遣先でパワハラを受けた
・派遣先社員に無視される
・聞いていない仕事をさせられた


等々、書ききれないほど何かしら起こる。

これらを対応するのが派遣会社の営業/コーディネーターだ。


よく離職率が高いと言われるが、私の同期も入社3か月目でリタイアする社員がいた。記載した通り、人によっては高ストレスだ。。

もしこれから人材業界を志望する方が居れば、「人に寄り添う」「人生に関わる」とは綺麗ごとばかりではないという事だけ伝えておきたい。

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でも私はやりがいのある仕事だったと思っている。
トラブルが起きる度に「ネタ増えるなw」くらいのメンタルになっていたし、感謝される時は何とも言えない喜びがあった。


だから個人的にはそういう環境を楽しめる人にはお勧め!


次は人材紹介について書こうかな。


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