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法学部の学生がデザイン事務所でアシスタントをしてみた

地域が抱える悩みに対してデザインを提供するデザイン事務所包むデザインでアシスタントを始めました。

現在学生で、京都在住のサエコです。

なぜ法学部の学生がデザイン事務所へ?

タイトルで書かせていただいたように、私は芸術系の大学や専門学校に通っているわけではない、一般大学の法学部に所属している学生です。

幼少期は絵を描くことが好きだったり、部活動も美術や書道デザインをしていたりしました。
しかし進路選択の際に、デザインの仕事は好きだけで成り立つものではないWebデザイナー≠キラキラと思っていたため、一般大学に入りました。

私は、大学で希望するゼミに入り、興味のある分野を学んできました。
そのゼミ活動の中で、警察やNPO法人、支援施設、シェルターとの関わりが増えました。関わる中で、最初に行ったことは各機関の情報収集でした。
そのために、それぞれのホームページを拝見した際に被害者や困っている方に対して不親切じゃない?と感じることが多々ありました。

具体的には、電話番号や予約フォームの情報が見つけにくかったり、欲しい情報がすぐにわからなかったりするような作り方でした。

そこで、「被害者や困っている方の役に立ちたい」「従来からデザインに興味があった」という点で、何か携われるようなバイトを探し始めました。

なぜ包むデザインに?

結論から書くと、『親切』だったからです。
具体的に言いますと、お客さまに対してと一緒に働く私に対してです。

お客さまに対して

モノを一緒に考えてつくるお仕事として、対するお客様・企業・事業だけを見るのではなくて、そこに連なって関わる人や地域など見えない部分にも焦点を当てて活動する価値観に惹かれました。

デザイン事務所を探し始めたきっかけが、困っている人(見えない人)が速く情報にたどり着くためにということだった私は、是非働かせて頂きたいと思いました。

一緒に働く私に対して

そもそも、デザインに無知な学生がデザイン事務所で働かせてもらうことは難しいと思っていましたし、求人サイトでも経験者を要件とするところが圧倒的に多いです。

しかし包むデザインは京都の学生でデザインアシスタント・不定期バイトの募集をかけていたため、もしかしたらと希望を込めて連絡させて頂きました。

コンタクトを取って、面談という名のフラットな談笑の場を設けて頂き、仕事から雑談までお話しする中で、学生という社会的立場を利用するという感じでは全くなく、新しい価値観やアカデミックな考えを望まれWIN WINの関係で関われることに魅力を感じました。

「WIN WINの関係でデザインに無知な私が業務に携われると同時に学ばせて頂くことができるなんて!」と思い、包むデザインでアシスタントをする運びとなりました。

実際にアシスタントをしてみて

初めての仕事は、クライアントとの打ち合わせにて議事録をとることでした。

打ち合わせの事前準備として、ラフを頭に入れたり、議事録のフォーマットを作ったりしていました。

打ち合わせ終了後、今後私が身に付けるべきことは包むデザインのデザイナーとクライアントが滞りなく話し合いを進めるために、デザイン関連の専門用語やプログラミング用語をクライアントに分かりやすく伝えることだと思いました。

そのために、私自身もデザイン関連の専門用語やプログラミング用語を理解し、分かりやすく説明できるレベルになりたいと感じました。

またクライアントの望みと業務に些細な乖離が生じないように、口頭だけではない部分も察知して組み込むことができれば良いなと思いました。

コンタクトを取ってから今日まで

改めて、学生時にこのような実際の業務に携われることは、「社会での仕事を理解できる」「自身の適性を把握できる」「確実に今後の糧になる」というような点で、価値ある時間だな~と実感します。

また共に働かせて頂く機会をくれた方のように、固定概念に囚われない先駆的な考えをもつ大人が増えれば、社会は変化するだろうなと感じています。

社会人と学生が仕事を通して接する中で、学生間では得られない考えや実用的なデザイン知識、おすすめの本などから享受できることがとてもあります。

今後は、そこから咀嚼して習得し「お客様とその向こうの見えない人や地域の役に立っていきたい」と思う今日この頃です。



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